極度のストレスによって突然記憶が抜け落ち大号泣「解離性健忘」のマンガが話題

ストレスにさらされ続けた結果、突然記憶があいまいに…。Xに投稿されたマンガ「解離性健忘(記憶障害)になったイラストレーターの話」が話題を呼んでいます。
「解離性健忘(記憶障害)になったイラストレーターの話」
hmng(@hamident83hami)
「解離性健忘(記憶障害)になったイラストレーターの話」

アニメーターやイラストレーターとして活動し、MV制作も手掛けるhmng(ハミング)さん(@hamident83hami)。Xにて自身の経験を描いたマンガ「解離性健忘(記憶障害)になったイラストレーターの話」が4月16日に投稿され、話題を呼んでいます。

短期間で心身のストレスやさまざまな感情を抱える毎日だったhmngさん。精神的にもボロボロで疲弊していたところに、追い討ちと言わんばかりにショッキングな出来事が起こりました。

連日睡眠が取れずにいたある日、眠りに落ちて目覚めると違和感を覚え、婚約者に一言。

「あの人(ストレスの原因となった人物)って本当にいたのかな?」

「あれ…された事と呼んでいる声以外思い出せない…」

出来事・人の声・関係性は覚えているのに、寝る前にあったマイナス感情が抜け落ち自分のことのように感じられなくなっていました。

過去の記憶が感情を含め抜け落ち、さらには入籍を控えている婚約者との思い出さえも…。毎時間記憶が消えていく恐怖に、婚約者と2人で泣くこともあったそうです。

そして、病院に行くと「解離性健忘」だと判明。

診断後、事情を知った周囲の人々のサポートや、「今」と「これから」を考えることで次第に元気になっていったhmngさん。一時期はお休みしていた仕事も、今ではマネージャーさんに書記をしてもらい問題なくこなしているそうです。 

投稿に対し「良くなることを願っています」「隣に支えてくれる人がいてよかった」「辛いこともあるかと思うけど応援してます」「大変だったね…想像するだけで涙が出る…」など温かい声が集まりました。

ハフポスト日本版は、hmngさんにマンガを描いた背景などを聞きました。

――今回のマンガを描こうと思ったきっかけ、込めた思いについて教えてください。

活動を経て出会い、関わってくださっている方々が多く、個別に理解を得ることが難しいと感じたからです。この病気は伝え方によっては信用を失ってしまうため、現状を一回で詳細に周知したいと思い、実際に起きたことをSNSで漫画にして公開することを決めました。

普段、私は漫画を描かないのでXに漫画作品を公開するのも初めてでした。

私自身がここで折れず、これからもたくさん楽しいことをしていく、次へ進むための一歩という気持ちで描いています。 

――現在の体調はいかがでしょうか?

過去のことを思い出そうとすると記憶がなくて落ち込んだり、記憶障害に負荷がかかりさらに悪化しそうなので「今」と「これから」についてだけ考えています。1時間前の会話もメモがないと忘れてしまうので…。頭を休める期間だと思って、お仕事とYouTubeなどの自主活動をしながらゆっくりとした毎日を過ごしています。

幸い、周りの人たちと話す際、過去の物事は話題になれば思い出せることもあります。

自分から引き出しを開けられないだけで、周りに記憶の引き出しを開けてもらえば少しは思い出せることが分かったので安心しています。

――大きな反響が寄せられています。

今まで出会っている方々から沢山のご連絡をいただき、とても勇気をもらいました。新しいお仕事のご連絡をいただけたり、現在進行中の案件に関わるクライアント様からも温かいご配慮の言葉をいただけて、ここで折れず今後活動を継続するために周知したいという気持ちを汲んでいただけたことが嬉しかったです。 

また、私のことをご心配いただく声以外にも「同じ病名で、深い孤独感があったが救われた」「自身が同じ症状だったことに気付きメンタルクリニックに行くきっかけになった」「なかなか周りに理解されにくい、言葉での伝え方が分からない(嘘だと思われる)ので漫画という形で出してくれてありがとう」といった引用RPも多く、目に見える形として出せて良かったと思いました。

今後の創作活動については、マネージャーのサポートもあるので、無理せず止まらずに今までと変わらず、アニメーター・イラストレーターという枠にとらわれず様々な活動をしていきたいです。