アメリカ・テキサス州に住む夫婦が8月13日、12歳の娘が命に関わる大怪我を負ったにも関わらず、すぐに医療支援を求めず、代わりにスムージーで治療を試みて死亡させたとして逮捕された。
亡くなったのは中学生であるミランダ・シップスさん。当局によると、シップスさんは8日に重傷を負ったが、両親は彼女を医療機関に連れて行かず、12日に死亡したという。怪我に関する詳細は明らかにされていない。
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シップスさんの母親と継父は、不作為に子どもに重大な身体的傷害を引き起こしたとして第1級重罪に問われている。
アタスコサ郡保安官事務所はシップスさんの呼吸が停止しているとの通報を受け、捜査を開始。シップスさんは救急隊が到着して病院に搬送した際には生きていたが、まもなく死亡した。
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当局は「精神的にも肉体的にも無力で無反応であったにも関わらず、彼女の両親は何日間も医療支援を求めなかった」と述べ、「彼女は話さず、基本的に目をパチパチさせ、手を少し動かすことができるだけだった」と続けた。
シップスさんの怪我の原因は不明だが、アタスコサ郡のソワード保安官は「学校とは全く無関係」と述べ、「母親から事情聴取をしているが、現時点で公表の準備ができていない」と話した。
母親は「ほぼ意識不明」の娘にビタミン入りのスムージーや、時には酸素などで治療しようとしたという。
ソワード保安官は「基本的に、両親は娘の健康を自分らの看病で回復させることができると考えていた」「両親は怪我に注目が集まることを望んでいなかったと思われるが、奇妙な皮肉となってしまった」と述べた。
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捜査は進行中で、当局はまだ最終的な検死報告を待っている。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。