俵万智さん、初めて買ったある“相棒”との別れを投稿。「大切にされていたのですね」と反響広がる

俵万智さんが手放す決意をしたのは、今では見かけなくなったあの機器。寄せられたコメントに「胸熱です」とつづっています
俵万智さん
俵万智さん
時事通信社

歌人の俵万智さんが9月21日、ある相棒との別れをXに投稿し、話題になっている。  

それは初めて使ったというワープロだ。俵さんは「オアシスです。今日お別れするので記念撮影」というコメントとともに年季の入ったワープロの写真を投稿している。

写真のワープロには、「OASYS 30-AP101」というモデル名が書かれている。製造した富士通のウェブサイトによると、この機種は1994年5月に発売を開始し、1997年3月に製造を終了した。標準価格は23万8000円だったという。

また情報処理学会が運営するコンピュータ博物館によると、8.4キロとかなりの重さがあり、データの保存に今は懐かしいフロッピーディスクを利用した。

俵さんの投稿したオアシスは、古くはあるが綺麗な状態を保っており、大事に使っていたことが伝わってくる。

俵さんは「親指シフトのキーボードは本当に素晴らしかった。ありがとう」とワープロへの感謝をつづっている。

ワープロは今ではほとんど目にすることがなくなった。俵さんの投稿には、「大学で初めて使ったワープロこれだった!」「わあ懐かしいです。大切にされていたのですね」など、たくさんのコメントが寄せられている。

中には、保存するので引き取りたいという返信も投稿されたが、俵さんは「友人から譲り受けたいという連絡があり、新しい主のもとへ行くことになりました」と報告している。

俵さんは寄せられた反響について「みなさんのコメントを読んでいると、オアシスの時代が確かにあって、時は流れたけれど、多くの人の記憶にしっかり姿を留めているんだなぁと胸熱です」と感想を書き込んでいる。

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