TOKYO 2020
2021年08月05日 17時47分 JST

「相撲取り」が馬術の障害物に。怖くて馬が怯えると選手から苦情続出。「本物の人間のよう…」【東京オリンピック】

日本らしいと話題の障害物ですが、馬にはちょっと怖かった…?

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力士の障害物

馬は相撲取りが怖い?

東京オリンピック障害馬術で、力士の形をした障害物に馬たちが怯えていると、一部の馬術の選手たちから苦情が出ているという。

AP通信によると、8月3日に行われた障害馬術個人予選に出場したイギリスのハリー・チャールズ選手は、「4、5頭の馬が怖がっている」と述べた。

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障害馬術とは、様々な色や形の障害物を、決められた順番通りに飛越してゴールを目指す馬術競技だ。

東京オリンピックの個人予選では、ダルマや鯉、着物、和太鼓など、日本らしいデザインの障害物が使われている14ある障害のうち、物議を醸している「力士」の障害物は、10番目に設置されている。

この障害物のところで、何頭かの馬が立ち止まって減点され、その結果、予選を通過できなかった選手もいた。

チャールズ選手は「障害の方に向かうと、大きな男性のお尻が見えるんです」とも述べている。

また、イスラエルのテディー・フロック選手は「とてもリアルです」「本物の人間のように見えて、ちょっと気持ち悪いというか。怒って闘いを挑んでくるような人間が障害の横に置かれていると、馬たちは嫌がる」と語った。

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アメリカの歌手、ブルース・スプリングスティーンさんの娘のジェシカ・スプリングスティーン選手も3日の予選で決勝に進むことができなかった。

しかし、NBCによるとスプリングスティーン選手の馬は、10番目の力士ではなく、11番目の障害のバーを落としたために減点されたようなので、力士が問題ではなかったのかもしれない。

ちなみは11番目の障害は、千羽鶴をテーマにしたものだという。

もちろん馬たちが本当に力士に怯えて障害を飛べなかったのかどうかはわからない。他の障害物で立ち止まった馬もいるし、力士ではなくその横のピンクの桜に怯えたのでは、と指摘する声もある。

ただ、ユニークな障害物は東京大会だけに限ったことではなさそうだ。オリンピックなどのトップレベルの大会では、大きな障害物が設置されることが珍しくなく、2016年のリオ大会でも、障害物で馬が怯えるという声が上がったという。 

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。