「東京オリンピックまでもたなかったか」と話題に。公式グッズ店、50店近く閉店

組織委員会では「新型コロナウイルス感染拡大の影響」と説明している。
東京都新宿区の「東京2020オフィシャルショップ」(2019年6月撮影)
東京都新宿区の「東京2020オフィシャルショップ」(2019年6月撮影)
時事通信社

7月に開幕する東京オリンピックの公式グッズ店が、これまでに50店近く閉店していたことが分かった。公式グッズを展開する東京オリンピック・パラリンピック組織委員会では「新型コロナウイルス感染拡大の影響」と説明している。

■「東京オリンピックまでもたなかったか」とSNS上で話題に

東京2020オフィシャルショップ」公式サイトに掲載された3月16日時点の「営業時間変更・休業・閉店店舗一覧」からハフポストが集計したところ、「閉店いたしました」と記載されていた店舗は49店。その後、府中店が21日に閉店した。府中店の閉店の際にはSNS上では「東京オリンピックまでもたなかったか……」と話題になっていた。

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は2020年5月に上野店、銀座店、心斎橋店など5店舗を閉店するとマスコミに説明していた。そこから10カ月間でも閉店する店舗が相次いだとみられる。

ハフポスト日本版が組織委員会に確認したところ、3月18日時店で一時休業も含めて「営業中」の店舗は36店。閉店店舗の数は「再オープンを予定している店舗もあり、変動する事から公表を行っていません」という回答だった。オリンピック開幕前に閉店する店舗が相次いでいる理由について、以下のようにコメントした。

「2020年5月の記者懇談会にてご説明をさせて頂きました通り、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、販売事業者さまのご判断のもと、組織委員会としても協議を進めた結果となります」

【“閉店いたしました”と発表されていた店舗】(3月16日時点)

小名浜店・水戸店・浦和美園店・深谷店・上尾店・鷲宮店・蘇我店・成田店・柏沼南店・新浦安店・横浜東口店・横浜西口店・新横浜店・武蔵小杉店・橋本店・相模大野店・藤沢店・大和鶴間店・湘南店・銀座店・東京タワー店・新宿東口店・上野店・北砂店・東雲店・渋谷店・池袋東口店・池袋西口店・東武練馬店・西新井店・葛西店・立川店・国領店・調布店・聖蹟桜ヶ丘店・新潟店・小松店・浜松店・ナゴヤドーム前店・常滑店・京都河原町店・京都店・あべの店・心斎橋店・泉南店・岡山店・広島店・天神店・沖縄ライカム店

【3月21日に閉店した店舗】

府中店

【営業中・休業中の店舗】(3月16日時点)

札幌店、盛岡店、仙台店、福島店、郡山店、大宮店、越谷レイクタウン店、幕張店、成田空港第1ターミナル店(休業中)、成田空港第2ターミナル店(休業中)、柏店、川崎店、秋葉原店、丸の内店、台場店、赤坂見附店、新宿西口店、とうきょうスカイツリー店、木場店(3月25日再オープン)、品川シーサイド店、大森店、羽田空港第1ターミナル店(3月19日再オープン)、羽田空港第3ターミナル店(休業中)、吉祥寺店、甲府店、松本店、岐阜店、静岡店、秋田店、名古屋店(4月1日再オープン予定)、あべのハルカス店(4月14日再オープン予定)、なんば店、八尾店(4月10日再オープン予定)、神戸三宮店、高松店、八幡店、熊本店、鹿児島店、那覇店

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