「Twitterを参加自由の地獄絵図にはできない」イーロン・マスク氏がTwitter買収で声明(全文)

金儲けのためではなく「人類を救うため」に買収したと表明しています。約6兆4000億円でTwitter社を買収したと報道される数時間前に投稿
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イーロン・マスク氏(左)とTwitter社のロゴ
イーロン・マスク氏(左)とTwitter社のロゴ
Anadolu Agency via Getty Images

テスラ社などを経営する大富豪のイーロン・マスク氏が440億ドル(約6兆4000億円)で、米国のTwitter社を買収した。日本時間10月28日午前、BNNブルームバーグなど複数のメディアが関係者からの情報として報じた。

買収報道に先だつ日本時間27日、マスク氏は「Twitterの広告主の皆さまへ」とする文書をツイートしていた。

それによるとマスク氏がTwitter社を買収したのは「もっとお金儲けをしたいからではなく、人類を救うため」だという。「SNSは極右と極左の声を増幅させて、さらなる憎悪を生み、社会を分裂させる」と指摘した上で、「Twitterで何を言っても罰せられないような、参加自由の地獄絵図にすることはできません」と訴えている。

マスク氏の声明全文の日本語訳は以下の通り。

■「Twitterの広告主の皆さまへ」

Twitterの買収理由を伝えたいと思っています。私がTwitterを買収した理由や、広告についてどう考えているかについては、多くの憶測が飛び交っています。そのほとんどは間違っています。

私がTwitterを買収した理由は、文明の未来にとって、暴力に訴えることなく、幅広い信念を健全な方法で議論できる共通のデジタルな「町の広場」を持つことが重要だからです。現在、SNSは極右と極左の声の増幅させて、さらなる憎悪を生み、社会を分裂させる危険性が非常に高まっています。

従来のメディアの多くは、クリック数を執拗に追い求めるあまり、極論を煽り、それに迎合してきました。それがお金になると信じているからですが、そうすることによって、対話の機会が失われるのです。

だから、私はTwitterを買ったのです。簡単だからやったわけではありません。もっとお金儲けをしたいからではありません。私が愛する人類を救おうとしたのです。そして、この目標を達成するためには、最善を尽くしても失敗する可能性が非常に高いことを認識し、謙虚な気持ちでそうしています。

とはいえ、Twitterで何を言っても罰せられないような、参加自由の地獄絵図にすることはできません。この国の法律を遵守することに加え、私たちのプラットフォームは、すべての人を温かく迎え入れなければなりません。例えば、あらゆる年齢層から成熟した人まで、映画を見たりゲームをしたりすることができるように、自分の好みによって好きな経験を選ぶことができるのです。

また、私は、広告が正しく行われれば、あなたを喜ばせ、楽しませ、情報を提供することができると信じています。広告は、あなたに適切でありながらも、存在さえ知らなかったサービスや製品、医療行為を示すことができます。そのためには、Twitterユーザーにできるだけ関連性の高い広告を表示することが不可欠です。関連性の低い広告はスパムですが、関連性の高い広告は、実はコンテンツなのです。

基本的にTwitterは、お客様のブランドを強化し、企業を成長させる世界で最も尊敬される広告プラットフォームを目指しています。私たちとパートナーシップを組んでくださったすべての方に、感謝します。一緒に素晴らしいものを作りましょう。