PRESENTED BY USEN-NEXT HOLDINGS

飲食の「エベレスト」を目指す。USEN-NEXT GROUP最年少、25歳社長の「野望」とは。

BGMサービスやPOSレジサービス、グルメメディア「ヒトサラ」まで。これまでも様々な形で「店舗DX」を支援してきたUSEN-NEXT GROUPが、フードデリバリー市場へ参入。同社グループのシナジーがもたらす可能性を、「グループ最年少社長」のキーマンに聞いた。
Photo YujiNomura

USEN-NEXT GROUPに 2022年9月、25歳の現役大学生(当時)という、グループ最年少の社長が誕生した。フードデリバリーブランドのフランチャイズ事業を展開する「バーチャルレストラン」の牧本天増さんだ。

牧本さんは大学入学後、マルチ商法の被害に遭い 1,000万円もの負債を背負いながら、事業を興して全額を返済。大学3年生で始めたバーチャルレストランも、店舗数 2,000店にまで拡大した。

USEN-NEXT GROUPへの参画を通じて「飲食業界で『エベレスト』に登る準備ができた」と、成長への自信を見せる。牧本さんが今後実現したい「野望」とは。

1,000万円の負債を事業で完済 コロナ禍の売上激減も克服

牧本天増(まきもとてんぞう)さん:株式会社バーチャルレストラン代表取締役社長。出身は中国で、高校 1年時に来日。大学時代に起業し、タピオカショップを全国に拡大。コロナ禍の 2020年、フードデリバリー事業に乗り出しバーチャルレストランを設立した。
牧本天増(まきもとてんぞう)さん:株式会社バーチャルレストラン代表取締役社長。出身は中国で、高校 1年時に来日。大学時代に起業し、タピオカショップを全国に拡大。コロナ禍の 2020年、フードデリバリー事業に乗り出しバーチャルレストランを設立した。
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──牧本さんは子どもの頃から、起業家になろうと思っていたのでしょうか。

僕は中国で生まれ、家庭がやや複雑で貧しかった時期もありました。ただ中国では商売をする人が多いので、小さいころから事業を興すことは、身近な営みでした。

高校 1 年生の時、母が日本人の事業家と再婚したのを機に来日しました。義父と接していて「経済的な余裕は心の余裕を生む」と強く感じ、起業を通じて豊かな人生を送りたいと考えるようになったのです。しかし大学入学後、高校時代の先輩に誘われ、マルチ商法の被害に遭いました。その結果、 1,000万円もの借金を背負ったことで「事業で返すしかない」と腹をくくりました。

──どんな事業を経験したのでしょうか。

まずは不良品を回収してECサイトで販売する商売を、その後は中国人留学生に特化した進学塾を成功させ、 1 年余りで借金を全額返済しました。

手元に少々資金が残ったので、大学3年生でタピオカ屋を始めました。これがバーチャルレストランの前身です。

タピオカ屋は、ブームに乗って 1 年で 10店舗に拡大したのですが、翌年コロナ禍とブーム後退の影響で、売上がほぼゼロに落ち込みました。

ただこの時、苦境を打開しようとデリバリーに乗り出したことが、今の成功につながりました。この経験から、ものごとを深く考えるようになったし「ピンチはチャンスに転じる」と本当に理解できたような気がします。

<バーチャルレストランとは><br>飲食店の既存厨房設備を活用して導入できる、フードデリバリーブランドのフランチャイズ事業。休業や営業時間短縮を余儀なくされた飲食店に対して新たな収益機会を提供している。
<バーチャルレストランとは>
飲食店の既存厨房設備を活用して導入できる、フードデリバリーブランドのフランチャイズ事業。休業や営業時間短縮を余儀なくされた飲食店に対して新たな収益機会を提供している。
USEN-NEXT HOLDINGS提供

決め手はUSEN-NEXT GROUPの営業力 全国約95万件の顧客基盤にアプローチ

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── バーチャルレストランの全株式を株式会社USEN-NEXT HOLDINGSに譲渡し、子会社になるという大きな決断を下しました。理由を聞かせてください。

バーチャルレストランは、飲食店とフランチャイズ(FC)契約を結び、食材やレシピ、デリバリーのノウハウなどを提供しています。

FC店が、当社の展開するスイーツやドリンクを店で調理し宅配することで、リアル店舗だけでなくデリバリーの利益も得られる仕組みです。

現在バーチャルレストランでは、“飲むチーズケーキ”の「GOKUCHEE」などフードデリバリーブランドのプロダクトも自社開発している。
現在バーチャルレストランでは、“飲むチーズケーキ”の「GOKUCHEE」などフードデリバリーブランドのプロダクトも自社開発している。
USEN-NEXT HOLDINGS提供

今回、あえてUSEN-NEXT GROUPの傘下に入ったのは、経営スピードと天秤にかけても、使えるようになるリソースのポテンシャルが圧倒的に高かったからです。

──USEN-NEXT GROUPのリソースで、最も魅力的だったのは何でしょう。

全国に約95万件の顧客基盤を持ち、新規顧客の開拓にも長けている、という営業力です。USEN-NEXT GROUPのチャネルを通じて加盟店に一気にアプローチできれば、事業は大きく広がります。

また、キャッシュレス端末やタブレットPOSレジなどを活用したUSEN-NEXT GROUPの「店舗DX」と、当社のフードデリバリーを掛け合わせることで、加盟店の売上拡大にも貢献できると考えました。

当社は、設立5年でバーチャル店舗数を2万店に増やすという目標を立てていました。しかし、実際には2年間で現在 2,000店です。

振り返れば、今までは水筒 1 つでエベレストを目指していたようなもの。真の目標はエベレストへの登頂であり、USEN-NEXT GROUPへの参画によって、ふさわしい装備を整えることができたと思います。

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宇野社長に追いつき、 1 兆円企業をつくりたい

──バーチャルレストランの事業拡大は、消費者の食卓にどんなメリットをもたらしますか。

日本のデリバリー業界は先進国に比べて遅れていますが、それでもコロナ禍を機に消費者が便利さを実感し、市場が急拡大しました。

都心の「インスタ映え」する有名スイーツを地方で、しかも夜中でも宅配してもらえるようになるなど、家庭で当たり前に「選べる楽しみ」を享受できるようになったのです。

コロナ禍を機に、日本でもデリバリー市場が拡大。今後は「フードコートのような仕組みを実現したい」と言う。
コロナ禍を機に、日本でもデリバリー市場が拡大。今後は「フードコートのような仕組みを実現したい」と言う。
USEN-NEXT HOLDINGS提供

今後は宅配業者と協議して、家族がフードコートにいるかのように、全く違うジャンルの料理を一度に注文し宅配してもらえる仕組みも実現させる予定です。

──USEN-NEXT HOLDINGSの宇野康秀社長は、シリアルアントレプレナーの先駆け的な存在です。どのような印象を持ちましたか。

Photo YujiNomura

USEN-NEXT GROUPへの参画を決断するに当たって、宇野さんの存在はとても大きかったです。

何より、宇野さんが生み出した、年齢に関係なく新しい挑戦を応援してくれる企業カルチャーが、当社にフィットしていると感じました。

さらに宇野さんは、僕の誕生日である5月30日に、USEN-NEXT GROUPにバーチャルレストランが参画する意向を表明してくれたんです。「仲間」になる人間にこうした粋な計らいができる、人間的な魅力、大人としての魅力にも惹かれました。

25歳の僕が、宇野さんの経営を間近で見られるのは大変光栄ですし、成長のチャンスだとも思っています。盗めるものは盗み、35歳くらいまでには宇野さんに追いつきたい。そして最終的には 1 兆円企業を作りたい、という意気込みでいます。

「上に登る」ハングリー精神が根底に 起業家はとにかく行動を

Photo YujiNomura

──起業を志す人に、アドバイスをお願いします。

今はネットを見れば、起業に必要な情報はほぼそろっています。

僕は最初、タピオカ屋の店舗をDIYで作ったのですが、配管のつなぎ方なども動画を見れば分かりました。ネットの情報を参考に流行を取り入れ、ブランドもすべて自社開発できましたし、ビジネスの人脈づくりにSNSも活用できました。

その上で必要なのは、自分が行動に移すことだけ。ひたすら「Do Do Do Do」で、アグレッシブに動けばいいのです。

──牧本さんがアグレッシブに動ける、原動力は何ですか。

貧しかった幼少期に「絶対に見返してやる」「上に登ってやる」というハングリー精神を身に着けたことが、根底にあります。

座右の銘は「成功者になるより成長者になる」です。選択肢があれば、常に大変な方を選ぶようにしていますし、成長を追い求めてこそ成功し続けられると信じています。

***

つらい時期を何度も乗り越えてきた持ち前のハングリー精神で、新たなチャレンジに挑む牧本社長。

これまでも全国の店舗DXを後押ししてきたUSEN-NEXT GROUPとのシナジーにより、まずはバーチャル加盟店舗数を全国2万店に増やし、そのすべての店舗の売り上げ拡大に貢献していく覚悟だという。

飲食店経営者や、今後新たに飲食ビジネスを始める人にまで、そのビジネスチャンスの裾野は広がりを見せている。

▼インタビューの様子はこちら

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(写真:野村雄冶、動画:前田柊、取材・文:有馬知子、編集:磯本美穂・鈴木雄也/ハフポスト日本版)