厚生労働省研究班が調べた調査で、生後数か月の乳児が1人いる全国の女性約9,300人に、2人目の子どもを希望するかどうかを聞いたところ、「夫が子どもと遊んでいると答えた妻」と「そうでないと答えた妻」では3.15倍前者ほうが高く、同様に、「夫が育児をすると感じている妻」と「そう感じていない妻」では2.91倍前者が高いという結果が出ました。一方で、「経済状況にゆとりがあると感じている妻」と「そうでない妻」では、1.13倍とあまり大差のない結果に。
お金を稼ぐことももちろん大切です。
ただ、この結果を見ればわかるように、それがすべてというわけでもありません。
幸せの価値のすべてをお金で賄うことはできないということです。
子どもがいることで、お金がなくても幸せになれることに気づくことができます。
お金があっても幸せを得られないこともあります。
お金があれば選択肢が広がることは間違いありませんが、
稼ぐことにとらわれ過ぎて、
妻との時間、子どもとの時間をないがしろにすることはもったいないことです。
お金を得ている半面、失っているものも大きいと思います。
いまのところ、目の前の生活攻防に終始している身分としては、
5年後10年後が末恐ろしい気持ちでいっぱいです。
ただ、子どもとの時間はたっぷりあります。
かけがえのない時間を過ごすことができていると実感しています。
子どもの成長は本当に早いものです。
「子育ては期間限定」と言われますが、
いま子どもとの時間を費やすことができて本当に幸せです。
子どものあれやりたい、これやりたいも、
お金がなくて叶えてやれないことも多いのが事実です。
本当に申し訳ない思いでいっぱいです。
毎日、子どもたちを保育所と学童に迎えに行き、
19時以降に家に着くという日々。
帰ってから夕飯を作り、子どもと食卓を囲み、
お皿を洗い、お風呂に入り、子どもたちとともに寝る。
まさに怒涛の時間です。
最近では、子どもだけでお風呂に入ってくれるので、
そのときは、ちょっとした息抜きの時間。
ただ、息を抜き過ぎて、皿洗いもお風呂も入らずに寝てしまうことも・・・。
長女が保育所に通っているころは、朝も闘いでした。
急がなきゃならないのに、長女が泣き、次男が泣き・・・、
こっちが泣きたいくらいでした。
いまとなっては懐かしい思いです。
あまりほかの人にはできない体験をさせてもらっていると、
前向きに考えています。
一度きりの人生ですから、しっかり楽しんでいきたいものです。
たいへんなことも多く苦労が絶えませんが、それをひっくるめて、
子育てを楽しんでします。
「人生もパパも楽しんでるよ~!」という姿を子どもにみせて
伝染させていきたいものです。
その伝染を社会に広げていく活動。
それこそがファザーリング・ジャパンのミッションだと思う今日この頃です。