トルコの銀行Akbank、Windows PhoneアプリでARを実現

あらゆる業種業態にデジタル化の波が押し寄せている。多種多様な企業が、売上拡大、コスト軽減、業務の効率化を目指してeコマース展開、SNS活用やモバイルアプリ開発に取り組んでいる。その一方で、デジタル化が進まない業種業態も存在する。銀行を代表とする金融サービス企業では、信頼性やセキュアな環境を維持するため、そう簡単にデジタル化を受け入れることはない。

あらゆる業種業態にデジタル化の波が押し寄せている。多種多様な企業が、売上拡大、コスト軽減、業務の効率化を目指してeコマース展開、SNS活用やモバイルアプリ開発に取り組んでいる。その一方で、デジタル化が進まない業種業態も存在する。銀行を代表とする金融サービス企業では、信頼性やセキュアな環境を維持するため、そう簡単にデジタル化を受け入れることはない。

しかし、2013年11月にMcKinsey & Companyが発表したレポートによると、銀行を含む10業種を調査したところ、今後5年間でデジタル化のインパクトがどの程度あるかが明らかとなった。デジタル化によるセールス向上は平均20%、コスト軽減は平均35%に至るという。カスタマージャーニーの変化に合わせてデジタル化施策を行うことことで実現されるというのがMcKinseyの見方だ。

米PSFK米モバイルコミュニティのWindows Phone Centralによると、トルコの銀行AkbankがWindows Phoneアプリを開発した。本アプリには、AR(拡張現実)でユーザー近くのATMを表示する機能やわかりやすい両替計算機、シングルサインオン機能などが実装されており、ユーザーレビューでは既に完成度が高いアプリという評価を受けている。

Akbankアプリは、新しいカスタマーエクスペリエンスを提供しているだけでなく、実際の利活用のしやすさでも注目すべきだ。今後は、スマートフォンだけでなく、より高解像度でサイズが大きいタブレット向けのデジタル戦略にも期待が高まっているという。

(鬼頭正己:in the looop 編集部)

 ※この記事は2014年1月15日の「in the looop」掲載記事より転載しました。

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