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2018年02月23日 09時19分 JST | 更新 2018年02月23日 09時21分 JST

身長100cmの私は流産をした。今はその経験を誇りに思う。

友だちからの一言に救われました。

伊是名夏子
2010年:当時住んでいた香川県の金毘羅山にて。

身長100㎝の私の、初めての妊娠が、流産になりました。

私がまわりに流産の話をすると「また次があるよ」「大学院に通うならかえってよかったんじゃない」と励まされることがありました。それが正直、つらかったです。私は無理に明るくふるまって「大丈夫だよ」「次があるしね」と言うしかありませんでした。だってそうでもしないと、励ましの会話は終わらないんだもの。どっと疲れました。

また「無理をしていたんじゃない」「飛行機に乗ったからじゃない」「体が冷えたんじゃない」

と、アドバイスのように聞こえるけれども、私に非があったように言われたことも疲れました。11週までの流産は、母体の問題ではほとんどないのに。悲しい気持ち、つらい気持ちを聞いてもらうどころではありませんでした。

そしてさらには「流産の手術が、今後の妊娠に影響がないといいね」と誤ったことも言われました。流産がその後の妊娠に影響してくることはほとんどありません。特に3回目までは。誤った情報で傷つく人は多いでしょう。流産の正しい情報は広まりにくく、思い込みや、偏見が多いと感じました。その理由の一つは、女性は流産しても、それを語る人がほとんどいないからでしょう。

私が流産をしたことを友だちに話すと、「実は私も・・・」と打ち明ける人が次々にいました。身近な人が、こんなにもたくさん経験していたとは、正直びっくりでした。でもよく考えてみると、妊娠の約6分の1が流産になると言われているので、普通にあることなのです。

でも流産のマイナスイメージが強く、話さない方がいいと思ってしまいがちなのです。また私のように、人に話すことで、無理に励まされたり、非難されたりすると、よりつらくなるので話さないのでしょう。安心して聞いてもらえる人がいない限り、話したくない話題の一つが流産の体験なのです。中絶なら、なおのことでしょう。

伊是名夏子
2010年のヨーロッパへ新婚旅行 オランダにて

初期流産になり、妊娠の実感がほとんどなく、心にぽっかり穴があいたよう。

無力感になり、ただただ悲しかったです。

でも、もう赤ちゃんはいないのだから前を向くしかない、と、何もなかったように毎日を過ごしていました。すると流産の半年後、急に体がだるく、重くなり、起きあがるのもつらくなる日がきました。理由を考えてみると、ちっちゃな疲れがずっと、妊娠流産の時から続いていると気づいたのです。休むって、本当に難しい。特に流産のような、何も形としては残らず、失敗体験のような時には。

でもそんな時、友だちからの一言に救われました。

「流産をした体は、産後と同じ状態なんだよ。だからゆっくり休んでね。」

赤ちゃんは成長せず、手術もし、何も残らなかった、何もできなかった、と思っていました。

でも、本当は流産も出産と同じこと。

流産も偉大なことなのです。

流産を終えた自分を誇りに思い、大事にしようと思いました。

体をなるべくあたためて、休むように心掛けました。

流産(中絶)をした女性の方へ。

いまは泣けないかもしれないし、誰にも話したくないかもしれません。 

でもあなたがやり遂げたことは、女性がしかできない、偉大なことなのです。

流産も、出産と同じなのです。

どうか自分を労わって、おいしいものを食べて、休んでくださいね。

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