「どのテレビよりも参院選をカバーしている」と言わしめた「バンキシャスタイル」で選挙報道を変えよう!

それ、投票日前に報道して、有権者に正しく判断してもらわにゃいかん情報じゃないんですか?

激戦となった参院選東京選挙区で、小川敏夫さんを勝利に導いた大きな原動力になったのが「バンキシャスタイル」。

このバンキシャスタイルで、日和った選挙報道に一石を投じます!

その情報、事前に出さなきゃいかんのとちがいますか?!

今回の参院選の報道には、本当に幻滅させられました。

選挙中には、候補者の訴えどころか、参院選があることすらろくに伝えない。

下手をすると、都知事選についてのほうを多く報道している向きも。

ところが、投票が終わると、鬼の首を取ったようにやり放題。

改憲勢力3分の2が焦点だとか、日本会議がどうだとか。。。

それ、投票日前に報道して、有権者に正しく判断してもらわにゃいかん情報じゃないんですか?

「ウソ」「情報隠し」の選挙の結果がどうなるかは、英EU離脱国民投票が明確に示しています。

適切な情報が有権者に広く行き渡ってこそ、初めて的確な判断に基づく投票ができるのです。

私はこの参院選、後半は「小川選対ネットチーム」の責任者として、「バンキシャスタイル」と名付けたやり方で、小川敏夫公式Twitterのテコ入れを徹底的にやりました。

その結果、最終日に、こんな英語の引用ツイートをいただいたのです。

多少意訳すると、

『このソーシャルメディアは、日本の差し迫った参院選について、日本のどのテレビよりもカバーしている』

となるでしょうか。

このツイート主は、「小川敏夫公式Twitterは、テレビ局に勝っている」と認めてくれたのです。

よし!

ならば、この「バンキシャスタイル」で、選挙報道を変えてやる。

企業秘密にしようかなとも思ったのですが、この参院選のマスコミの体たらくを見るにつけ、これは、そんなことをやっていてはだめだと。

「オープンイノベーション」の一助とすべく、広く世に公開して、主義主張党派会派営利非営利問わず、できるだけ多くの人々に「バンキシャスタイル」をやっていただこう。

それによって、日和ったマスコミの代わりとなる情報源を作り出し、有権者がどの候補者を支持すべきかをよく考えられるようにするとともに、さらに踏み込んで、もっと積極的に選挙に関わってもらって、政治と有権者の距離を近づけたい。

このような決意のもと、この参院選で小川敏夫さんを勝利に導いた「バンキシャスタイル」について、包み隠さず大公開します!

小川敏夫さんのギリギリの戦いを押し上げた「バンキシャスタイル」

参院選中は、こんなスタイルで東京中を駆け回ってました^^

これ一丁で、板橋から、八王子や町田まで行きましたから。

いま、スクーターの乗りすぎで、ちょっと痔に。。。

ケツが痛い。。。orz

「バンキシャスタイル」の理屈は簡単。

その名の通り、ターゲットとなる人物にベタづきで張りつき、その人物の一言一句・一挙手一投足を追い、片っ端からTwitterに書き落とす(いわゆる「tsudaる」)ことです。

スマホさえ持っていれば、誰でもできます。

ただ、ベタづきで追うためには複数人での役割分担が必要ですし、ターゲットとなる人物との信頼関係も必要です。

選挙期間中であれば、集まった人が個々にTwitterに投稿して、まとめサイトでまとめるといったやり方でもある程度できるかもしれませんが、せっかくですから、きちんとチームを組んで計画的に張りついたほうが、いいものになると思います。

ツイートの際には単なる文字ツイートにせず、必ず写真を入れるようにし、また適宜ライブ中継も行いました。

新宿駅東南口での最終街頭演説のツイート。

いい表情出てます。

最後は、こういう「想い」が、リアルタイムに伝わることが重要なんですよね。

さらに、その日のツイートの中から注目すべき論点を選び、公式ホームページで解説記事を書くといった取り組みも行いました。

Twitterアナリティクスを見ますと、バンキシャスタイルを実質的に開始した7/3から一気にインプレッションは伸び、28日間でインプレッションは約50倍に。

28日間の総インプレッションは、約720万インプレッションになりました。

Twitter上で話題になっている数としては、参院選東京選挙区の候補者の中では三宅洋平さんが圧倒的に高かったのですが、選挙戦終盤では小川敏夫さんが急速に伸び、2位争いをするところまで行きました。

終盤では、小川敏夫さんのほうが、蓮舫さんよりもTwitter上では話題になっていたのです。

小川敏夫さんと当落を争っていた田中康夫さんですが、これはいわゆる「出落ち」。

「出馬する」ということ自体が一番の話題で、その後の話題が続かず、Twitter上で話題になる数としては、終盤になるほど落ちていっていました。

個別のツイートで最もインプレッションが出たのは当確が出たときのツイート(13万インプレッション)ですが、その次にインプレッションが出たのは、次の、山尾志桜里・政調会長の言葉をツイートしたものです。

1000以上のリツイート、11万以上のインプレッションを獲得しました。

本人の訴えのみならず、著名な議員が来ていいことを言ってくれると、バンキシャスタイルでそれを押し広げることができ、大変効果的です。

参議院議員の国政選挙中のTwitterだということを考えれば、本当はもっと高い数字でなきゃいかんとは思いますが、何しろ、テコ入れ前はフォロワー数が1,500くらいでしたから^^;

それを考えれば、驚異的に伸びたと言えるかと思います。

ツイートへの反応によって争点も変化

小川選対ネットチームとして大変うれしく、同時にハッと気づかされたのは、『日本会議の研究』著者の菅野完氏が、小川敏夫支持を明確にしてくださったときです。

この菅野完氏のツイートによって励まされたと同時に、雇用問題をもっとクローズアップしなければならないことに気づかされました。

特に、ホワイトカラー・エグゼンプション、いわゆる「残業代ゼロ制度」については、我々民進党の議員は数年前から取り組んでいるので、つい「慣れて」しまって、この参院選の争点としてはあまり強調してなかったかもしれない...と反省させられました。

長妻昭さんなどの応援弁士にも「残業代ゼロ制度の話をもっとしてくれ」とフィードバックし、雇用問題を毎回の街頭演説で必ず強調したところ、小川敏夫さんが雇用問題に熱心に取り組む候補だという強みが広く知られ、「#与党が勝つと残業代ゼロになります」「#残業代の守護神」といったハッシュタグが自然発生的に生まれました。

こうした、高密度の発信とフィードバック、さらに、SEALDsの皆様がイベントを主催したり、コンテンツを作ってくださったり、拡散に協力してくださったり、ボランティア募集に協力してくださったりしたことで、当選に向けての好循環が生まれたのです。

SEALDsについては、次回書きます。

「バンキシャスタイル」で選挙報道を変えよう!

いま、様々な物議をかもした東京都知事選挙が始まろうとしています。

またそれと同時に、新宿区、渋谷区、台東区、大田区で、都議会議員補欠選挙があります。

さらに続いて、都知事選にともなって小池百合子氏が衆議院議員を辞職したので、東京都第10区(豊島区、練馬区の一部)で衆議院補欠選挙があります。

さらにさらに、年末から年始にかけて、衆議院の解散総選挙があるのではという観測があります。

こうした選挙に立候補してくる候補者について、私たちはどれほど知っているでしょうか。

私たちは、もっと知らなければなりません。

そのために、私は「バンキシャスタイル」を広めて、より多くの皆様に活用してもらいたいのです。

取り急ぎ、バンキシャスタイルに関する情報交換のためのFacebookページを作りました。

ぜひ、このFacebookページにいいねを押していただき、情報交換に参加してください!

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