ご近所の道路は? 今後10年間の板橋区の優先整備路線が明らかに

今後10年間で優先的に着手される路線「優先整備路線」が明らかにされていますので、周辺住民にとっては必見の資料です。

東京都が今後概ね10年間でどのように道路の整備を行っていくかという方針が示され、現在パブリックコメントを受け付け中です。皆様のご近所の道路はどうなるでしょうか?

本日(1/22)の板橋区議会都市建設委員会では3件の報告事項がありましたが、その中でも、分厚い資料で説明されたのが「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)について」です。

これは昨年12/18に東京都が発表したもので、今後概ね10年間の間に、東京都の道路の整備をどのように行っていくかという方針の案を示したものです。

現在パブリックコメントを募集中で、締め切りは2/10(水)となっています。

特に、上記ページにリンクがあるPDF資料「第3章 第四次事業化計画(優先整備路線の選定)」は、今後10年間で優先的に着手される路線「優先整備路線」が明らかにされていますので、周辺住民にとっては必見の資料です。

この資料の中から、板橋区の優先整備路線を抜き出してGoogleマイマップに落とし込みました。

板橋区においては6路線が選定されていますので、ご近所の方はお忘れなくチェックを!

...車線数を増やし、路線間の連絡を向上させるのではないかと思われます。現時点で、志村二中付近はセットバックされ、妙に広い歩道になっていますね。

...明確な歩道がなく、歩いていて危険を感じるゾーンです。歩道の整備がされることが期待されます。

...上板橋駅南口再開発や城北中央公園の整備と関連していると思われ、現在非常に狭い上板橋駅〜川越街道間を整備するとともに、そこから城北中央公園への道路も整備される模様です。

...川越街道から七軒家通りに入り、東武東上線を超えて、以前このブログでも紹介したデカ盛り居酒屋「花門」の横までに至る路線。ここは道路整備方針としては、もっと先に伸ばすつもりなのでしょうけれどもね...。

...西徳通りの西の端を、新大宮バイパスと接続します。現在は、不自然な行き止まりになっています。

西徳通りと新大宮バイパスの接続で、沿線の騒音は大丈夫か?

さてこの最後の「西徳通りと新大宮バイパスの接続」ですが、西徳通りの反対側、環八通りとの接続はしばらく前から実現しています。

これによって、トラックなどが環八に抜けるための「抜け道」として西徳通りを使い始めたと思われ、沿線の住民から「騒音が厳しい」というご意見をいただきました。

私も環境課から騒音計を借りて実際に見に行きましたが、西徳通りはアップダウンが大きく、上り坂で信号待ちしているトラックが坂道発進をすると、かなりの音が出ます。

さらに西徳通りは両側が高くなっている谷間状の道路なので、それも沿線住民にとっては騒音がきつく感じる要因になっていると思われます。

この状況で西徳通りと新大宮バイパスを接続したら、騒音がさらにひどくなることは十分予想できることです。

異なる立場同士の話し合いには、共通基盤となる客観的数字を

ただ反面、西徳通りと新大宮バイパスの早期接続を求めている近隣住民もいらっしゃいますし、議会でも過去に早期接続を求める議論もありました。

地域課題の解決の際にはしばしばこのように、異なる立場からの真逆の意見の調整が必要になります。

異なる立場同士の話し合いのためには、共通基盤となる客観的数字が必要とされます。

この場合で言えば、しっかりした計測によって騒音レベルを数値として出し、それによって関係者が協議することが大事です。

22日の都市建設委員会では、新大宮バイパスとの接続は西徳通り沿線全体の課題として捉える必要があり、まず現在の騒音の状況を調査する必要があると求めました。

板橋区の道路整備や騒音対策についてのご意見がありましたら、どうぞお寄せください!^^

(2016年1月23日「中妻じょうた公式ブログ」より転載)

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