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2017年02月22日 15時59分 JST | 更新 2017年02月22日 15時59分 JST

世界で最も「貧しい」「不幸」な国は、私の想像をはるかに超えて美しかった

ブルンジの人々のライフスタイルは、日本人よりよほど持続可能な形であり、また彼らの笑顔からは、この国が世界で最も不幸な国だとは決して言えないように思える。

今月中旬、私はアフリカ中部に位置する国ブルンジ共和国に1週間ほど滞在した。

初めて足を運んだブルンジ。外務省が発する渡航情報では、渡航中止勧告を意味する「危険レベル3」(2017年2月20日現在)、2015年の一人当たりGDPでは世界188か国中188位(つまり世界で一番貧しい国)、そして昨年3月に発表された『世界幸福度報告書』では157か国中最下位となっているブルンジ(関連記事→『貧困=不幸?幸せの定義は?バングラデシュの農村で聞いた-国際幸福デー(3月20日)に寄せて』)。

インターネット上では、そんな(負の)情報ばかりが目に入ってくる国ブルンジ。

そこで撮影した写真を、いくつか紹介させてほしい。

田んぼと子ども達(photo by Kanta Hara)

バケツの蓋を転がして遊ぶ子ども(photo by Kanta Hara)

世界で2番目に深いと言われているタンガニーカ湖(photo by Kanta Hara)

農村部の景色(photo by Kanta Hara)

移動を楽にするためトラックの後ろにしがみつく人々(photo by 認定NPO法人テラ・ルネッサンス)

現地の子どもたちと筆者(photo by 認定NPO法人テラ・ルネッサンス)

丘から見渡した首都ブジュンブラの景色(photo by Kanta Hara)

ひまわりと子ども(photo by Kanta Hara)

田舎で撮影したのどかな景色(photo by Kanta Hara)

草木を運ぶ子ども達(photo by Kanta Hara)

ブルンジでは、2年前に現職の大統領が3期目を目指して大統領選に出馬する意向を見せた時、抗議デモやクーデター未遂が起こり、一時は国内が騒乱状態に陥っていた。しかし、これらの写真からも感じてもらえるだろうが、現在のブルンジは比較的落ち着いた様子を見せている。

外務省が発する渡航危険レベルも、2年前の一連の暴動を考えれば首都で「3」なのは理解できないことはないが(対立が再燃する可能性もゼロとは言い切れないので)、やはり田舎までも含めて国全域で未だに「3」なのには、個人的に理解に苦しんだ。

もちろん用心するに越したことは無いし、私は途上国滞在中には安全管理にかなり気を遣うタイプではあるが、改めて現場からの「生の情報」に触れる(努力をする)大切さを実感した。

そしてまた、「世界で最も貧しい」であったり、報告書で「不幸だ」と決めつけられたりしていても、彼らブルンジの人々のライフスタイルは、私たち日本人の生活よりもよほど持続可能な形であり、そしてまた彼らの笑顔からは、この国が世界で最も不幸な国だとは決して言えないように思える。

ブルンジで過ごした1週間で、先進国日本が忘れかけている「生きることの美しさ」を、垣間見れた気がした。

(原貫太ブログ「世界まるごと解体新書」から転載、一部修正)

★ブルンジ関連記事★

「平和を願うブルンジのハチミツ-世界から忘れられたもう一つの虐殺」

「ブルンジに来ました--渡航危険レベル全域3...?世界最貧国...?」

「アフリカと日本を繋ぐ想い-愛する家族を失っても、平和のために闘う一人の父」

「1000人中142人の子どもが5歳まで生きられないブルンジで「死」について聞いた」

記事執筆者:原貫太

1994年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部社会学コース4年。認定NPO法人テラ・ルネッサンスインターン生。

大学1年時に参加したスタディーツアーで物乞いをする少女に出逢ったことをきっかけに、「国際協力」の世界へと踏み込む。2014年に学生NGOバングラデシュ国際協力隊を創設、第一期代表。国内での講演多数。

交換留学生として、カリフォルニア州立大学チコ校にて国際関係論を専攻。帰国後、赤十字国際委員会駐日事務所や認定NPO法人テラ・ルネッサンスでインターン生として活動。

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