議員ブログ術 第二回: 議員生活は、コンテンツの宝庫?!ブログに書くネタがないと嘆く皆さまへ

「議員が書くべきブログの内容」「書くべきネタの見つけ方」をレクチャーしたいと思います。

こんにちは、ブロガー議員のおときたです。

衆院選などもあり、連載に間が空いてしまいました。申し訳ありません。

さて、前回の記事ではいかにブログを書かないことで損をしているか、

裏を返せば、私たちがブログを書く明確な意義について述べさせていただきました。

「そうは言われてもブログなんて、何を書けばいいやら...?」

そんな皆さまに向けて本日は、

「議員が書くべきブログの内容」「書くべきネタの見つけ方」

をレクチャーしたいと思います。

■ダメな議員ブログの例

まずわかりやすく対比をするために、

議員にありがちなダメなブログから考えてみましょう。

タイトル「〇〇駅で街頭活動を行いました!」

→写真を張り付けて御礼を言っておしまい

タイトル「一般質問を行いました!」

→議会局の議事録にリンクを飛ばしておしまい

はい、こうしたブログ、いったい誰が読んでくれるんでしょうか?

自分の元からの熱心な支援者くらいなものですね。

こういうことはTwitterでやればよろしい。

■議員生活はネタの宝庫!大切なのは「ちょっとした気づき」を与えること

では逆に、読みたくなるブログというのはどんな内容でしょうか?

それは読んだ時に、

「えー、知らなかった!」

「読んで面白かった、得した!」

と感じる内容ではないでしょうか?

こうした情報について、ビジネスや恋愛、

あるいは流行・ファッション・グルメなどの分野では、

少しネットで検索すると山のように情報が出てきます。

ビジネススキルの付け方、投資運用のコツ、

異性へのアプローチの仕方、美味しいお店の場所...

もはや、ネット上で手に入れられない情報はないといっても過言ではありません。

しかしながら、政治の分野ではこうした情報がネット上に極めて希少です。

国政レベルではジャーナリストや有識者が発信している情報がありますが、

〇〇市や××区といった基礎自治体レベルのものは、行政発信を除きほぼありません。

議員本人が発信している情報とくれば、なおさらでしょう。

「○○市では、来月からゴミ回収が有料になります!」

「××区にて、△△条例が可決。皆さまの生活はこう変わる!」

こんなタイトル&内容で情報発信をすれば、

有権者の方々にも有益な情報になりませんか?

これに加えて、自分自身の主張を加えられれば完璧ですね。

例えば、

ドサクサにまぎれて都議会議員のボーナスが上がったので、支給額が250万を突破しました

こちらのブログでは「実は議員のボーナスが上がった!」という、

あまり都民の皆様に知られていない情報を発信すると同時に、

理不尽な給与アップには反対!という自分の主張を述べています。

とにかく、こうした情報にアクセスしやすい議員という立場は、

一般のブロガーがうらやましがるほどネタに恵まれていると言えます。

■有権者や身近な支援者からの疑問に答えてみる

もう少し、ネタ探しの方法を掘り下げていきましょう。

議員というのは、様々な人に質問をされる立場です。

「どうしてうちの市では、待機児童が多いの?」

「隣は××をやっているのに、うちはどうなっているのだ?」

こうした疑問にブログで答えれば、ひと記事の完成です。

とっても簡単ですね!

例えば、「どうして歩きタバコを警察官は取り締まらないんだ!」

という質問を受けて、私が書いたのがこの記事。

歩きタバコは「犯罪」ではない?警察官が、路上喫煙を取り締まらない理由

しかも議員たちの最大の強みは、

役所の職員と言う最強の知恵袋がいることです。

こうした行政の現状や実態について、議員が内線を一本かければ、

担当部署の職員さんがすっ飛んできて懇切丁寧に説明してくれます。

それを、有権者にもわかりやすく、文章で伝えてあげればいいのです。

「議員のくせに、そんなことも知らなかったの?」

と言われたくない方は、「皆さん、ご存知ですか?(私は知ってました!)」

というテイストで書いてもOKです(笑)。一人が知らないことは、

案外と大勢の人も知らないことだったりするんです。政治や行政分野は、なおさら。

■視察や勉強会で発見した、自分が知らなかったことを書く

さらにもう一つ。

議員といえば、視察や勉強会です。たくさんありますよね?

こうしたイベントに行けば、必ず一つや二つは

自分が知らなかったこと、勉強になったことがあるはずです。

なかったとしたら、その視察や勉強会は税金の無駄遣いです(キッパリ)。

せっかくだからそれを、有権者の皆様にブログで紹介してあげましょう。

「視察に行ってきました!」といって、写真だけ載せるのはあまりにも横着です。

水族館は、レジャー施設か文化施設か?

例えばこちらは葛西臨海水族園に視察に行った際、

「水族館が文化施設」ということを知らなかった私の素朴な驚きを

記事にしてお伝えしたものです。

視察や勉強会の内容をすべて書こうとするのではなく、

何か一つのポイントに絞るというのも、読みやすさ・書く負担の軽減という

両面からオススメできる方法です。

■まとめ

他にも着眼点はいくつかあるのですが、

長くなってきたのでまとめに入ります。

・前提として、議員生活はブログネタの宝庫

・自分が知らなかった、他人に役立ちそうなネタをストックするべし

・他人からの質問はすべてコンテンツの材料!

・視察や勉強会では、自らの発見をコンテンツ化せよ!

今日からと言わず、明日から早速実践してみてください^^

しかしながら、新鮮なネタが手に入ったところで、

さばき方を知らなければお刺身にはできません。

次回は

「読まれるブログ文章の書き方」

「魅力的なタイトルのつけ方」

などをレクチャーしたいと思います。

それでは、また次回。

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