2015年統一地方選挙も終了し、 2016年参議院選挙に向けて各政党が動き始めました。
そこで今回は、過去3回(平成19年、22年、25年)の参議院比例代表選挙において、
各政党が都道府県別にどの程度の得票率があったのか?についてグラフ化しました。
都道府県別の各政党の得票率はどの程度だったのでしょうか?
まず、最初に47都道府県の政党の得票率から見ていきます。
データの出所は総務省 参議院議員通常選挙 速報結果*1からです。
政党別の得票率を見ますと、
平成25年参議院比例代表選挙では、
自由民主党が最も得票率が多く34.64%、
次いで公明党が14.22%、
続いて、民主党13.4%、
日本共産党9.68%と続きます。
直近2回(平成22年、平成25年)の得票率を見ると、
自由民主党が約10%ほど得票率を伸ばし、
続いて日本共産党が約3%ほど得票率を伸ばしていることがわかります。
民主党は得票率を約18%と大幅に落としていることがわかります。
以上、政党ごとの全国平均の得票率は上記グラフのようになりました。
続いて、自由民主党と日本共産党が、
平成22年、平成25年の選挙で、
都道府県別に具体的にどのように得票率が変化したのかをグラフ化したものが下
記になります。
データの出所は図1と同様に、総務省 参議院議員通常選挙 速報結果*1からです。
まずは自由民主党からです。
平成22年、平成25年参議院比例代表選挙で比較をすると、
岡山県が18.2%、富山県が15.97%、熊本県が13.26%、
得票率を伸ばしていることがわかります。
次に、日本共産党を見てみます。
平成22年、平成25年参議院比例代表選挙で比較をすると、
高知県、長野県、東京都、青森県で得票率を伸ばしていることがわかります。
各政党の全国平均の得票率をグラフ化してから、
各都道府県別に各政党の得票率をグラフ化すると、
どの地域で得票率を伸ばしたのか、
そうではないのかが、
より具体的にわかります。
得票率が伸びた地域はどのような要因で得票率が伸びたのでしょうか?
そして、来年2016年参議院選挙を予定されている各政党の候補者の地域は、
どのような傾向にあるでしょうか。
総務省の各資料を見ながら、
今後の対策を考えてみてはいかがでしょうか?