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2018年06月13日 09時41分 JST | 更新 2018年06月13日 09時41分 JST

日本唯一の県民球団のデジタル価値を考える ー 達成すべきはなにか?

このパネルディスカッションでは、愛媛マンダリンパイレーツの事例が秘める2つの課題が論じられました。

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paylessimages via Getty Images
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去る6月1日、四国 松山で地域創生について議論し、地方創生と糖質制限という社会トレンドのつながりを捉えるきかっけがありました。これを生かし6月26日に、Low Carb Labs(ロカボラボ)としてはじめて初心者向け[特典][試食]Low Carb Labs Event (ロカボラボ 糖質制限) イベント2018を開催します(概要は次回)。ここではまず、今回参加した「第19回メイシス全国大会 in 愛媛」について書きたいと思います。

■日本人が知らない全国唯一の県民球団

今回参加したメイシスは、全国の地域に根付いた広告代理店が組織運営するコンソーシアムです。言いにくいのですがわたしは個人的に、広告もPRも代理店ビジネスもいいイメージがあるとは思っていないのですが、その実この会は、対応すべき日本の現状、ビジネスが社会に貢献するためにやるべきこと、コミュニケーションのあるべき姿を熱く議論する志ある会でした。今回200人以上が一堂に会す中、「スポーツによる地域創生」のパネルディスカッションが開かれました。

ホストタウンの愛媛には、日本でただ一つの県民球団、「愛媛マンダリンパイレーツ」があることはあまり知られていません。2005年に発足したこの球団は、プロ野球独立リーグ・四国アイランドリーグplusに所属し、野球を通じたスポーツ振興、コミュニティづくり、経済活性化を13年にわたり継続しています。民間企業73社の出資を受けながら、地方自治体や市民と一体になって、地域活性化に取り組み続ける姿から、地元の支持が集まっています。試合の度に毎回650人がスタジアム観戦に訪れ、それが年60試合続き、一年中つねにファンを動員し続けているのです。

このパネルディスカッションでは、愛媛マンダリンパイレーツの事例が秘める2つの課題が論じられました。

そのひとつは、強力なスポーツコンテンツと、地元に根付いたブランドが生み出されているにも関わらず、それが知られていないという「認知」獲得の課題です。YouTuberプロダクションVAZの代表取締役社長 森 泰輝氏は、「地域、スポーツ、人が組み合わさってできたコンテンツ価値が非常に高いが、理解されていない、もったいない」と課題を指摘。「野球の試合というイベントに毎回650人が来ることは、オンラインで1万PV集めることよりも、すごいこと。地元のファンがスポーツを支えているのならば、そのアナログのコンテンツをデジタルに持って行けば、さらにみられる可能性がある」と述べました。今の若年層がYouTube、YouTuberならびに連動する新しいコンテンツ、メディア、インフルエンサーによってこれまでとまったく違う手法で大きく動く中、愛媛マンダリンパイレーツ独自のコンテンツ力を高く評価しながら、そのデジタル活用不足を指摘しました。

] VAZ 代表取締役社長 森 泰輝氏

もうひとつは、日本で唯一の県民球団という独自のポジションを持ちながら、ほかのプロ野球球団、リーグと差別化できていないという「理解」獲得の課題です。もと企業再生弁護士から四国アイランドリーグplus 理事長に転じた坂口 裕昭氏は、「ベンチャー企業のうち10年残る会社は10%。愛媛マンダリンパイレーツが13年続いているのはすごいこと」と評価し、こうした差別化要因を持つ愛媛マンダリンパイレーツは地域再生につながる、日本のスポーツ界全体を変える起爆剤になる、と述べました。その上で、「地方の人口が月に500人以上減っている中、愛媛マンダリンパイレーツの観客動員数は毎回 ❝たったの❞ 650人と過少に捉えるのはおかしい。DNA、横浜スタジアム、松田スタジアムと比較するものの見方を変えなければいけない」と説きました。

四国アイランドリーグplus 理事長 坂口 裕昭氏

■迷信と闘うデジタル変革とイノベーション

愛媛マンダリンパイレーツを例にあげて議論された「デジタルを活用した認知獲得」、「差別化の訴求」はいずれも、現状からの変化のためのループが必要です。ある瞬間の1過程を切り取って見るのではなく、プロセスを回し続けることに意味があるのです。

実際にデジタル活用を通じて変革を遂げるには、情報をデータ化し、メディアに乗せて発信し、受け手の行動・拡散を促し、顧客とつながりつづけるループが必要です。デジタル化の意味を理解してデータを貯める、使う、その結果を分析して改善することで、デジタル変革が実現します。しかし日本の中小企業はまだ、その波に乗り遅れています。さらに大企業も、世界のプラットフォーマーやマーケティングツールに依存し、本質的な変革には達していません。ここではひたすら、デジタルのループを回し続けることが、唯一の前進の奥義なのです。

差別化の訴求では、あらゆる国、企業がめざすイノベーション(新結合)の視点が役立ちます。それは、これまでつながっていなかった異分子、新しい要素同士をつなぎあわせて変革を起こすというものです。そしてここでも、結合する要素の定義、融合と変化、改善を繰り返すループが必要です。

しかし世の中には、デジタルマーケティングもイノベーションも、専門の部署を設けたりサービスを導入したりしたら、簡単に即効でパッケージ化された成果が出るという楽観的なものの見方があります。実際には、いずれも変化を伴うので必ずまず衝突や問題が生じます。それこそが改善の糸口だからです。このため、改革にあたる当事者は、「効果が出ない」「費用対効果が悪い」といった外部の決めつけを耐えながら、達成すべき改善の戦いを地道に続けるのみなのです。

この地方創生と、一見まったく関係がない糖質制限という社会トレンドがつながる今、来る6月26日、ローカーボ料理研究家の藤本なおよ氏やサラヤ様にも応援をいただき、初の試み[特典][試食]Low Carb Labs Event (ロカボラボ 糖質制限) イベント2018を開きます。次回は社会課題解決に向けたその背景と概要について書きます。

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■イベント情報 [特典][試食]Low Carb Labs Event (ロカボラボ 糖質制限) イベント2018

2018/06/26 (火) 19:00 - 22:00 於 東京都中央区銀座7-2-22同和ビル3F会議室

知らないと危ない!食べないともったいない!糖質について"正しく知る"ことからはじめませんか?

糖質制限について ~医学、学習、デジタルの目から~ 知る&食べる

本イベントでは学びにくわえて、糖質制限メニューをその場でお試しできます!

さらに参加者にはもれなくサラヤ様から健康食品を3つセットでプレゼントします!

【参加対象者】 初心者~

自分の仕事やスポーツのパフォーマンス、お子様の成績などを上げたいと希望されている方

生活改善、ボディメイク、メンタル強化の方法、コツを知りたい方

糖質制限について興味がある方

糖質制限メニューを試食したい方  など

【スケジュール/登壇者(敬称略)】※時間、タイトル、メニュー内容は適宜変更されます。

19:00~19:10  挨拶・概要説明     上瀧和子

19:10~19:40  基調講演 「次世代の医療、機能性医学とは」 斎藤糧三

19:45~20:15  特別講演 「子どもの糖質制限 事例 ~健康、スポーツ、学習~」 三島学

19:45~20:30  ライトニングトーク:デジタルマーケティングのノウハウを活かした成功事例

  ・「データの可視化とアプリ連携」 トーマス

  ・「糖質制限とフルマラソン」 的場義広

  ・「究極のボディメイク」 藤原尚也

20:30~21:00  Q&A

21:00 ~22:00  ロカボディッシュ&懇親タイム(糖質制限メニューを囲んで歓談)

糖質を最大限に抑えた、おいしく食べて健康になれるメニューです。

>参加者全員に、サラヤ様からの素敵なプレゼント ~ラカント顆粒、ラカント バリスタセレクト、低糖質スイートナッツ~ を差し上げます。

お申込はこちらから http://lowcarblabsevent2018.peatix.com

※ 非営利のボランティア運営イベントです。特定の企業を代表するものではありません。

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■糖質制限のきっかけ「バターコーヒーで痩せずにかすみ目が治った話」

http://blogs.itmedia.co.jp/kazukokotaki/2017/12/post_7.html

■イベント着想について「2018年の注目は「糖質」と「バイオハック」と「自己実験」」

https://www.huffingtonpost.jp/kazuko-kotaki/2018-carbohydrate_a_23333450/

コウタキ考の転載です。