他のKitchHikeに参加した際にアレッサンドロ(Alessandro)さんのイタリアンの噂を聞き、「チーズ好きの人におススメ!」と言われたので、チーズ好きとしては行かなくては......と思いを募らせていて、今回友人と一緒に訪れてきました。
地図を頼りに直接アレサンドロさんのお宅へ。アレッサンドロさんがフレンドリーな笑顔で出迎えてくださいました。
■イタリアの要素がちりばめられた素敵なお宅でお食事!
中に入ると、既にテーブルセッティングがされたお部屋に通してくれました。私たち以外にも3人の参加者がいて、アレッサンドロさん含め6人でテーブルを囲みます。アレッサンドロさんは、ヴェネツィア出身とのことで、テレビ台にはヴェネツィアの仮面が置いてありました。
さすがイタリア!仮面がおしゃれです。
テーブルの上には水牛のモッツアレラチーズを使ったカプレーゼ。
彩りがなんとも鮮やかで食欲をそそります。
ワインとカプレーゼがすでにテーブルにセッティングされていました。
今回はこのメンバーで食卓を囲みます♪
レストランでカプレーゼを注文しても、薄いものが出てくることも多いですが、アレッサンドロさんが用意してくれたものは、これでもか!と言うくらい、ふんだんにモッツアレラチーズがのった、なんとも贅沢なカプレーゼ。
アレッサンドロさんは、手ごろな価格でイタリアの食材を流通させるお仕事をされていて、その関係で良いチーズが手に入るそう。
イタリアから仕入れられたチーズ!スーパーでは目にしませんね!特別感たっぷりです♪
空輸で届けられたモッツアレラチーズは、とってもフレッシュかつ濃厚!
トマト、モッツアレラチーズ、オレガノにオリーブオイルと塩コショウで味付けした非常にシンプルなものですが、トマトの酸味とモッツァレラの濃厚な味わいが相まってと~っても美味しかったです。
ふっくら、モッチリとしたモッツァレラチーズがふんだんに使われてます!
一緒に用意して下さっていた2種類のオーガニックワインと一緒にいただきました。ワインも会話も進む、進む。
みんなでお喋りしながら食事をしていると、「パスタの準備をするけど、みんなは食事を続けててね!」とアレッサンドロさんはおもむろにキッチンへ。そうは言われたものの、みんな気になってキッチンを覗きに行きます(笑)。
さてさて、ここでパスタマシーンの登場です。なんと、イタリアからではなく戸越銀座で中古で見つけたものだとか (笑)。
アレッサンドロさん指導のもと、みんなでパスタ作りを体験させてもらいました。
こんなに伸びるんですね!
パスタに使う粉は結構固めのようで、引き延ばす作業は力仕事。何度かパスタマシーンに生地を通し、最後にはびよ~んと長く伸びていました。
見事なパスタ生地ができあがりました!
私たちは、パスタをカットする作業をやらせてもらいました。ハンドルを回すと数ミリにそろったパスタがでてきます。なんとも楽しいです。
きれいにカットされた麺を嬉しそうに見せてくれるアレッサンドロさん
できた生パスタは布巾かけハンガーにかけます。こんなところにパスタをかけるとは......。奇妙な光景に、参加者一同思わず写真をパシャリ (笑)。でも、このハンガーは、布巾ではなくパスタ専用なんです。
布巾がけもアイデア次第でこんな使われ方があるんですね。
「イタリアの家庭ではみんなパスタを手作りしてるの?」
との質問には、「そんなことない (笑)。」との回答。特に男性で料理する人は少ないそう。アレッサンドロさんは、特別に料理を勉強したわけではなく、料理好きのお母さんに教えてもらって、料理ができるようになったのだとか。う~む、見習いたいです。
出来立てのパスタは、ボロネーゼのソースと合わせていただきました。
出来立てホヤホヤのパスタは絶品!!みんな大絶賛の仕上がりです!
「もちもち!」「美味しい!」との声に、アレッサンドロさんは笑顔で「アルデンテ!」と答えていました。「日本のパスタは茹ですぎていることが多い。茹ですぎないことが大事。」とのこと。
おいしくて、夢中で食べる私たちです。
かなりボリュームがありましたが、長時間煮込んだソースと絡まって美味しく、全員完食していました。
■イタリアの「モカ」は日本の一般的な「モカ」とは違う!本場の「モカ」を体験
お次は食後のコーヒー。
エスプレッソ!かと思いきや、「イタリアでは、エスプレッソを飲むのはバル、家庭ではモカ」を飲むのだそう。
ちなみに、「モカ」というと日本ではチョコレートが入ったものを想像されがちですが、イタリアで言う「モカ」は、スターバックスやタリーズにあるようなチョコレートシロップ入りの甘いコーヒーではなく、マキネッタ (直火式エスプレッソメーカー) で入れたコーヒーのことを指すよう。
完成すると国歌が流れるマキネッタで淹れてくれました。
本場のモカ。私も「マキネッタ」が欲しくなってしまいます。
ちなみに最初、アレッサンドロさんが「国旗が出る」と言い間違えていたため、マキネッタの蓋からイタリアの国旗が出現するのかと参加者一同ワクワクしてキッチンを覗いていましたが、違いました (笑)。とはいえ、アレッサンドロさんの日本語はとてもとても流暢ですよ!
それにしても、直火で煮出すのが新鮮でした。「濃すぎるのでは?」と思いましたが、意外にもそんなことはなく、芳醇な香りとコクがあるコーヒーが楽しめました。
ブラックのまま飲んでいるみんなに対して、「みんなブラックでいいの?すごいね!」というアレッサンドロさん。アレッサンドロさんはいつも砂糖を入れるそう。砂糖は、沖縄の黒糖を用意してくれていました。
コーヒーと一緒にお待ちかねのティラミスをいただきます。
コーヒーの苦味と、ティラミスの甘さというこの組み合わせが最高においしいです。
こちらは、なんとブルガリのレストランで使われているものと同じマスカルポーネを使用して作ったティラミス。「マスカルポーネは高いから、日本では生クリームを使ったものが多い。」のだとか。どこまでも、本場の味を追求したイタリアンです。
アレッサンドロさんのお話はとってもおもしろい♪
ティラミスは、とても大きい容器で作ってくださったので、最初は食べきれるか心配でしたが、美味しすぎていつの間にかペロリと平らげてしまいました!
今回のKitchHikeで同席された方々は、皆さん食に興味を持っている方だったので、美味しいイタリアン料理の情報や、食文化、そして流通業の事情に至るまで話がはずみ、18時半から始まったKitchHikeでしたが、いつの間にか時間が経ち、22時半近くまで話し込んでしまっていました。
素敵な時間を過ごすことができました♪ありがとう、アレッサンドロさん!!
とても新鮮で、おいしい料理が楽しめる、アレッサンドロさんのKitchHike、おすすめです!
アレッサンドロさん、楽しい時間をありがとうございました♪
今回のHIKERさん♪
Saoriさん(20代/女性)
・職業 会社員
・HIKER回数 9回
・どんなシーンで?
平日夜、仕事帰りに友人と参加しました。
・なんで使ったの?
チーズ好きの人には、アレッサンドロさんの食卓がおすすめと言われたので、これは行かなくては!と思ったからです。
・コメント
どれも、新鮮な食材で、本場の味を楽しめる、大満足な時間でした!
【KitchHikeとは?】
あの人の料理を食べに行こう!
KitchHike(キッチハイク)は、料理をつくる人(COOK)と食べる人(HIKER)をつなぐマッチングサイトです。
魅力あふれるCOOKたちがたくさん登録しています。
COOK自慢の手料理、"食"のワークショップ、海外の家庭料理など、ふつうでは体験できないおいしいメニューを公開中!
あなたの地域から、気になるCOOKを探してみない?
【人気記事ピックアップ】
(「KitchHike マガジン」より転載)