世界の家庭料理を旅しよう!こんにちは、KitchHikeです。
前編に引続き、人気のメニュー「ニュージーランド・ピクニックフード」を振る舞ってくれたウェリントン出身のウシュカさんのインタビュー第6弾後編です。インタビュー前編の「ニュージーランドの家庭料理にマストな甘酸っぱ〜い「ブラムリー・チャツネ」とは?」もぜひご覧下さい!
それでは、インタビュー後編、スタートです!
■兵隊の栄養補給に使われたアンザック・ビスケット
クスクスとニュージーランドパイ、ご馳走様でした!とっても満足です。
-ウシュカさん (以下、敬略)
パイ焼き器があれば誰でも作れるお手軽料理だから、家でも作ってみてね。
前編で作って頂いたニュージーランド・パイとクスクス
さぁ次は、ニュージーランドのお菓子と言えばコレ!「アンザック・ビスケット」ね。オーブンで焼きたてだから、熱いわよ。
出来たてのアンザック・ビスケット!
美味しそう!一体どういうお菓子なんですか??
-ウシュカ
小麦粉やオートミール、バターで作るこのビスケットは、ザクザクした食感がとても美味しいの。
もともとはWW1の時に作られたお菓子で、兵隊が遠征する時に持って行ったものが発祥みたい。
「アンザック=ANZAC」も、「Australian and New Zealand Army Corps=オーストラリア・ニュージーランド連合軍」の略なのよ。
なるほど、ビスケットが兵士の栄養補給に最適だったということですね。
栄養もそうだし、とても日持ちするように作られていたの。今日作った分も、タッパーで保管しておけばそのまま一ヶ月は持つはずよ!東日本大震災が起こった時、東北に住んでいた友達に沢山送ったわ。
ゴールデン・シロップをかけるて食べるそうです
■のんびりした国、ニュージーランド
普段食べているお菓子も歴史ありですね。お腹も一杯になったところで、もう少しニュージーランドのことを教えて下さい!
ウシュカさんの出身地は?
-ウシュカ
首都のウェリントンという街から来たの。ニュージーで一番大きい街はオークランドね。どちらもノース・アイランドだけど、直行便があって有名なクライストチャーチは南の島にある街ね。
ウェリントンはどんなところ?
-ウシュカ
首都といっても、東京と比べると流れてる時間が全く違うわ!何もかもがのんびり進むの。ラッシュアワーなんてあり得ないわ、車が10台も走ってれば混んでる方よ。
お店に行っても誰も居ないことが多いし...。居たら居たで、フレンドリーにずっと話しかけてくるから、買い物が終わらないのよ (笑)。
のんびりしすぎも考えものですね!ニュージーランドでオススメの場所はある?
-ウシュカ
私がオススメするのは南の方ね、素晴らしい自然が沢山!サウス・アイランドのさらに南、「スチュワートアイランド」はみんな最高って言うわ。と言っても私も行ったことが無くて、今度行ってみたいと思ってるの。
■来日の決め手はきつねうどん!東京で苦手な場所は......?
日本に来た理由は?
-ウシュカ
実は食べ物がきっかけなの。昔ロンドンで英語を教えている時に、日本人の生徒がきつねうどんを紹介してくれて、それがもう......美味しすぎて!
それで、日本に住もうとスウェーデン人の旦那さんと決めました。私たち、食いしん坊カップルなの (笑)。
ニュージーランドとスウェーデンの食いしん坊カップル
きつねうどんで来日を決めちゃうとは、すごいですね。東京の生活はどう?
-ウシュカ
私は大好きよ。スピーディで、テキパキしてて。宅急便がその日に届くのは日本くらいじゃないかしら?何より安全だし、できれば死ぬまで住みたいと思ってるわ。
東京の生活が肌に合ってるんだね!逆に住んでて嫌なところは?
-ウシュカ
新宿駅!あそこはもう......耐えられないわ。構造が無茶苦茶よ。どんなに歩いても空が見えなかった時は「ジーザス!」と叫んだわ。
外国から友達が遊びにきた時も、待ち合わせに新宿駅は使わないの、二度と会えないでしょ (笑)。
いかがだったでしょうか?ニュージーランドから日本に来て13年になるウシュカさん。料理が大好きで、旦那さんの出身地であるスウェーデン料理なども得意だとのこと。近々、ウシュカさんの食卓へ是非足を運んでみてください!
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(「KitchHike マガジン」より転載)