毎日のお天気を確認すると同時に、花粉情報の確認をする人も増えてきたことでしょう。国民病の1つと言っても過言ではない「花粉症」シーズン到来です。花粉症対策に食品、薬、グッズなどをはじめ、様々な民間療法があります。また厚生労働省「花粉症の民間医療について」の報告によると、民間療法の多くは20~30%の効果と発表されています。この時期になると、ネットや雑誌、TV等でもこぞって花粉症対策を取り上げますが、その花粉症対策で本当にいいの? そんな疑問をお持ちのかたも多いと思います。そこで、今回は、花粉症であるorそうではない、どちらの方にも共通して活用していただけるケア方法をお伝えします。
今回取り上げるのは、"マスク"。花粉症の方には必須アイテムだと思いますが、花粉症ではない方も、今後発症させないためには花粉から身を守る必要があります。また、大陸から飛来してくる黄砂やPM2.5、冬の風邪対策のことも考えると、マスクは偉大なチカラを発揮してくれる、すばらしいアイテムといえます。厚生労働省によると、マスクは、花粉の飛散の多いときには吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を少なくさせる効果が期待されているとのことです。
そんな素晴らしいマスク、プラスαの工夫で日常をより良く過ごせる使用方法をご紹介です。
■用意するもの
・マスク(できれば目が細かいもの)
・ティッシュ(口に直接触れるので、やわらか紙がベター)
・精油 (あなたのお気に入りの香り!)
■使用方法
①ティッシュを半分にたたみ、精油を1滴落とす。*
②マスクの大きさにあわせて さらにたたむ。三つ折り程度でちょうどいい大きさに
③マスクを使用する時にティッシュを挟む
*マスクをした時、香りが届く場所を見つけて落としてください
とても簡単なのにリラックスやリフレッシュに繋がります。たとえば、通勤時にはスッキリしたティーツリーやペパーミント、ローズマリーなどの香りでアタマを覚醒! ランチ休憩や帰宅時には、ストレスをやわらげるゼラニウム、スイートマジョラムなどと使い分けてみてくださいね。
漢方の世界では「同病異治」(どうびょういち)という言葉があるように、同じ症状でも一人一人の体質や所見によって治療法、処方が異なるという意味を持ちます。
私たちは個性ある人間。だからこそ、日々自分の肌や心の変化を確認し、自分にあう方法でケアすることで、花粉症をはじめ様々な不調に向き合い、QOL(Quality of Life=生活の質)を高く保つことができるのです。
ライター:太田 亜紀(五感美養アドバイザー®)