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2018年12月12日 11時18分 JST | 更新 2018年12月12日 12時03分 JST

世界アルツハイマーデーと湘南オレンジプラン ― 認知症の高齢者に優しい地域づくりを目指して

湘南地区を「認知症になっても安心して豊かに暮らし続けることができる街」のロールモデルに。

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・世界アルツハイマーデーとは

国際アルツハイマー病協会とWHO(世界保健機関)は共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月を「世界アルツハイマー月間」と制定しており、さまざまなアルツハイマー病に関する啓発活動を実施しています。その由来となったのは1994年9月21日にスコットランドのエジンバラで開催された第10回国際アルツハイマー病協会国際会議です。会議の初日であるこの日を「世界アルツハイマーデー」と宣言したことがきっかけとなっています。

参考:公益社団法人認知症の人と家族の会

・新オレンジプランとは

日本における認知症を持つ高齢者は2012年の時点で462万人です。これは高齢者の7人に1人にあたります。そして2025年には、認知症の高齢者は730万人、実に5人に1人になると予測されています。認知症がこれからますます身近になる中、厚生労働省などが提唱しているのが「新オレンジプラン」という認知症の高齢者などにやさしい地域づくりを推進するプランです。

参考:湘南から認知症の方が住みよい街づくりをー2016年世界アルツハイマーデーイベントレポート

・世界アルツハイマーデーと湘南オレンジプラン

神奈川県藤沢市では湘南地区を「認知症になっても安心して豊かに暮らし続けることができる街」のロールモデルとするべく、湘南いなほクリニック院長の内門大丈先生を中心に2016年より「湘南オレンジプラン」を発足しました。この3年間で藤沢市と連携した啓発活動が実施され、神奈川県庁や江ノ島、大船観音がオレンジにライトアップされました。藤沢市だけでなく神奈川県平塚市との連携や湘南ベルマーレとの認知症啓発イベントを実施するなど、年々広がりを見せています。

メディカルノートでは認知症の啓発活動の一環として、3年間にわたり世界アルツハイマーデーと湘南オレンジプランについてのイベントレポートや、レビー小体型認知症を発見した小阪憲司名誉教授、認知症診療の第一人者である繁田雅弘教授と連携した発信をしています。

参考:

2018年 「音楽・スポーツを通じて認知症を考える〜2018年世界アルツハイマーデーイベントレポート」

2017年 「江ノ島がオレンジにライトアップ-2017年世界アルツハイマーデーイベントレポート」

2016年 「湘南から認知症の方が住みよい街づくりをー2016年世界アルツハイマーデーイベントレポート」

【執筆/インタビュー】

井上祥(メディカルノート共同創業者・取締役/医師・医学博士)

Medical Note

2009年横浜市立大学医学部卒。横浜労災病院初期研修を経て2011年より横浜市立大学大学院医学教育学・消化器内科学、2015年3月に医学博士。一般生活者の医療リテラシー向上と「医師と患者をつなぐ」を理念に株式会社メディカルノートを創業。Medical Noteは2018年7月時点で月間1000万人を超えるユーザー、47000のFacebookフォロワーを持つ日本有数のオンライン医療情報プラットフォームに成長し、Yahoo!と業務提携。2008年北京頭脳オリンピック"WMSG"チェス日本代表。日本医療機能評価機構EBM普及推進事業運営委員。NPO法人医療の質に関する研究会理事。東京都医学総合研究所客員研究員。横浜市立大学医学部非常勤講師。