やはり彗星だったオウムアムア

昨年、オウムアムアと名付けられた天体が、太陽系を訪れて水星の軌道の内側を通過した後、あっという間に星間空間へと戻っていった。

昨年、オウムアムアと名付けられた天体が、太陽系を訪れて水星の軌道の内側を通過した後、あっという間に星間空間へと戻っていった。

その表面は太陽系の彗星に類似していたが、その時点では、彗星活動を示す証拠は確認されていなかった。

今回M Micheliたちは、地上からと宇宙での一連の観測結果を使って、この天体の軌道を解析している。

彼らは、彗星活動は見られなかったものの、低レベルのジェットによって力が加わって、オウムアムアの軌道が、純粋に重力の効果から予測される軌道から変化していたことを見いだした。

著者たちは、オウムアムアの軌道は、彗星のような脱ガスにより最もよく説明できると述べている。

Nature559, 7713

原著論文:

doi: 10.1038/s41586-018-0254-4

【関連記事】

Nature559, 7712

Nature558, 7711

Nature558, 7710

Nature557, 7705

Nature557, 7703

注目記事