マウスは、頭上から迫り来る暗い刺激に遭遇すると、身をすくませるか安全な避難場所に素早く移動するかのどちらかの反応を示す。
今回A Hubermanたちは、知覚した視覚的脅威への反応として行動決定をするのに必要な神経回路を解き明かした。
腹側正中視床の2つの領域内で活動が高まると、脅威への反応が、すくむまたは隠れるのどちらかから、走り出したり、攻撃的に「尾を打ち鳴ら」したりといった、運動性のより高い状態に移行することがある。
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著者らは、こうした異なる行動応答は、マウスの覚醒状態によってもたらされる結果であり、腹側正中視床が覚醒レベルを必要に応じて上昇させていると考えている。
Nature557, 7704
原著論文:
:10.1038/s41586-018-0078-2
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