野生のルーセットオオコウモリからの採血の様子(タイにて)。
Credit: EcoHealth Alliance
人獣共通感染症のウイルスは、多くが野生の哺乳類を起源とし、世界の公衆衛生における深刻な脅威となっている。
今回P Daszakたちは、哺乳類宿主とウイルスの間の関係についての包括的なデータベースを作成し、その解析から哺乳類におけるウイルスの多様性パターンおよび人獣共通感染症ウイルスの分布を明らかにしている。
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任意の1種に感染するウイルスの数や多様性に影響を及ぼすさまざまな因子に加えて、種ごとの人獣共通感染ウイルスの割合を予測する因子が突き止められた。
今回の研究ではさらに、新規の人獣共通感染症が見つかると考えられる哺乳類種や地理的地域も明らかになった。
Nature546, 7660
2017年6月29日
原著論文:
doi:10.1038/nature22975
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