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黄永砯(ホアン・ヨンピン)さんの「Serpent d’ocean」。「潮の満ち引きとともに骨格が現れ、少しずつ海の動植物の棲家にもなっていく」という解釈も
芸術家の山本伸樹さん「作家として、作品の著作物性を認めてほしいと起こした裁判だった」
地元議会が透明なカバーで作品を保護したものの、少なくとも2度、スプレーペイントの標的にされていた。
松山智一さん「うまい絵を描くスキルがなかったから、できることから始めた。それがパブリック・アートだったり、やりたいことを臆せず伝えることだったりした。それが長所になっていました」
作品を海外に移したり、香港を離れることを選択する香港のアーティストたち。政治的なメッセージを含んだ作品の制作を控えるなど自己検閲が強まる中、阿塗さんは香港にとどまり心のままに制作を続ける。
新型コロナウイルスの影響でショーが開演できなくなり、収入が途絶えていた。
政府が自粛を呼びかけてから、演劇などが相次いで中止や延期に追い込まれており、関係者や与野党内からより踏み込んだ公的支援を求める声が高まっていた。
演劇や芸術はいわば、不要不急だと思われがちなのも確かだ。しかし今、「文化をどう価値づけるか」が日本社会の中で問われているときだと思う。
「自由のない、独裁の日々――。確かにそれは、芸術や文化の自由が、ここまで高く評価されるようになった要因の一つではあるでしょう」。
グリュッタース文化相の「芸術は生存に不可欠なもの」という言葉とともに発表されたドイツ政府のフリーランスへの補償が話題を呼ぶが、実際はどうなのか。在ベルリンの日本人映像ディレクター、細井洋介さんに話を聞いた。