kodomo-shashin

故郷から遠く離れた場所でボロボロの服を着て、夜は間に合わせの枕で眠る。
かつて教育学者ローレンス・J・ピーターは「テレビはじっとしていられない子供たちを動かない物体に変えた」と語ったが、オーストラリア生まれの写真家、ドナ・スティーヴンス氏の写真は、その言葉を思い出させる。
アメリカ人であれば、感謝祭のディナーの後に酔いつぶれてしまいたいと思うことは、アップルパイと同じくらいアメリカ的なものだ。なんとなく落ち着かない場所でうたた寝をするのが失礼だと思うなら、子どもたちを見習えばいい。
「シェア」ボタンをクリックする前から、私の頭の中ではこんな声が聞こえていました。「この写真は投稿しないほうがいい。これはフェイスブックで、フェイク(偽りの)ブックではないのだから。雪だるま作りはかなり不愉快な作業だったし、アレックスには今も、いたずらを「タイムアウト」(所定の場所で一定時間じっとさせておくこと)で反省させている...。それに、自分自身のふるまいもひどいものだった。今もやたらと汗をかいているし、子どもたちは作った雪だるまを食べている。この写真はフィクションだ。あなたは嘘の写真を投稿するような人間ではないでしょう?」