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現在、難民申請者の強制送還を可能にする=命を落とす可能性が高い国に帰せるようにするトンデモない法案が参議院で審議されている。
「私のような(在留資格のない)子どもたちに毎日、不安と恐怖を抱えて大人になってほしくない」(記者会見したペルー人の女性)
入管法と言えば、2021年に人権を無視するような改定案が廃案となったことを覚えている人も多いだろう。この悪名高い改定案が、現在、再び国会に提出されようとしているのだ。
同法案をめぐっては、3月に名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなったことへの入管庁の対応に、野党が批判を強めていた。
「人権より政府の命令を優先することは、私たち自身の人権も否定していることになる」と訴えた。
政府は「判断の際に考慮される事情を明確化する取り組みも進める」と主張するが...
「日本で働くことが夢だった。でも、続けられないと思った」ーー改正入管法成立から1年。今、私たちが耳を傾けたい「声」をまとめました。
上から目線で外国人を線引きするよりも、彼らをよりよく理解し、日本社会とうまく融合してゆけるよう、日本人自身も変わってゆくシステムこそが、時代に即しているのではないだろうか。
呼びかけ人の神吉宇一准教授「言葉を話せない外国人が増えて、困るのは私たち日本人」
これに先立つ参院法務委員会では、与党は主要野党の反対を押し切って採決を強行した。