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化学療法の望ましくない副作用については十分に報告されているが、それらの機構については必ずしも明らかになってはいない。
炎症と細胞死、これらを結びつける仕組みがわかった。細胞死を起こすような強い刺激でタンパク質分解酵素のカスパーゼ1が活性化し 、それにより炎症が引き起こされることを、東京大学大学院薬学系研究科の大学院生の劉霆(りゅう てぃん)さんと山口良文(よしふみ)助教、三浦正幸(まさゆき)教授らがマウスの細胞実験で確かめた。多くの自己炎症性疾患や慢性炎症の治療戦略につながる発見といえる。理化学研究所との共同研究で、8月7日付の米科学誌セルリポーツに発表した。
老化した個体の行動変化の一因が、特定の匂いを感知する嗅覚神経細胞の細胞死であることを、東京大学大学院薬学系研究科の千原崇裕准教授と三浦正幸教授らがショウジョウバエの実験で突き止めた。老化過程の脳の神経や行動の変化を探る新しい手がかりになる発見といえる。6月27日の米オンライン科学誌プロスジェネティックスに発表した。
新たな発見とは、新たな視点を手に入れるようなもの。それは、裸眼でしか世界を見なかった人類が、顕微鏡や望遠鏡を手にしたようなもの。その視座から既知の事象を観察すると、これまでとは別の世界が見えてきます。