shikeihaishi

17歳の少年が、犯してもいない罪で逮捕された。小さな監房に閉じ込められ、尋問という名の拷問を受けた。
昨年末、裁判員裁判で死刑判決が下された事件で、初の死刑執行がなされた。
再審開始を何度も拒み、ついに正義を実現することのなかった名古屋高等検察庁および最高検察庁を強く非難する。
死刑制度を存続させているのは私たち国民である。
いわゆる先進国の中でいまだに「死刑」があるのが、日本と米国だ。その米国でも、ここ数年、州単位で死刑廃止の流れが加速している。
不正、虐待、自由は抽象的概念ではない。その向こうには命がある。失われた命、救われた命、尊厳を持って生きる命、絶望のうちに生きる命。そして涙と微笑みがある。
死刑囚が絵を描いていると聞いて、あなたはどう思うだろうか――。
日本における死刑制度は、様々な問題を抱えています。以下、日本における死刑の現状と、国際的な潮流、そして私が法務大臣在任中に経験したことについてお話ししたいと思います。
ヨーロッパ諸国では死刑廃止論が強まっており、このことが、死刑が残るアメリカの一部の州における死刑執行の障害になっている。ヨーロッパの大手製薬会社数社が、2010年頃から、死刑執行に使われる場合には薬物を販売しない方針になったからだ(アメリカでは現在、薬物注射による薬殺刑が死刑の主な方法になっている)。