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上空からの映像では、倒れた自転車と、体勢を立て直そうとする選手たちでコースが埋め尽くされているのが見て取れる。
フレームは最後の数キロのところにあるゴールまで自ら走り出さざるを得なかった。
スポーツマーケティングの専門会社であるレピュコムは、2015年のツール・ド・フランスのファン拡大について調査しました。
ツール・ド・フランス第3ステージで、大勢の選手が巻き込まれる大クラッシュが発生した。大クラッシュの影響で、レースは一時中断。複数の選手が、リタイアする中、ゴール前の難所、平均勾配26%「ユイの壁(Mur de Huy) 」を最初に登りきったホアキン・ロドリゲスが、第3ステージを制した。
第102回ツール・ド・フランスが、7月4日オランダのユトレヒトからスタートした。今年は、複数選手の自転車にGoProカメラが搭載され、臨場感あるオンボード映像を楽しむことができる。以下の動画では、ユトレヒトの街を疾走する映像が体感できる。
3週間前、遠く英国の地で、マルセル・キッテルの区間勝利と共にツール・ド・フランスは始まった。そして7月最後の日曜日、おなじみのパリにて、やはりキッテルの勝利で101回目の大きな輪が閉じられた。3664kmの長くて辛い旅を、164人の勇者が走り終えた。前夜の個人タイムトライアルで、総合表彰台も各賞ジャージも、すでに戦いは決していた。スタート地エヴリーからシャンゼリゼ入場までの約80kmは、アタックもなければ、飛び出しもない。いわゆる慣習に則って、ゆっくりと時が紡がれた。
まるで蒸し風呂に入っているような蒸し暑い日に、ヴィンチェンツォ・ニーバリは、英国から続けてきた長い黄色の旅をほぼ完結させた。54kmの個人タイムトライアルを、区間勝者トニー・マルティンから1分58秒遅れの区間4位で終え、総合2位以下とのタイム差も7分52秒にまで広げた。
ピレネーの高い山々は、背後に遠ざかった。パリの石畳が、少しずつ近づいてきた。最終盤に4級峠が1つあるだけの、平坦コース。翌日に「最後の審判」個人タイムトライアルを控える総合争いの選手にとっては、静かな移動ステージに、山をじっと我慢してきたスプリンターにとっては、最終日シャンゼリゼの大集団スプリントの「予行練習」になるはずだった。ただし、2014年の夏は、選手たちにとことん優しくなかった。
ピレネー難関山岳3日目。総合争いを繰り広げてきた選手にとっては、これが正真正銘、3週間で最後の「直接対決」のチャンスだった。