マンガ家のタナカカツキさんと、編集者の伊藤ガビンさんが手掛けた図録『大うんこ展』が、ネット上で話題になっている。
『大うんこ展』は、架空の展覧会を図録として収録したもの。「うんこ」と言うだけで大笑いしていた小学生のころの笑いを、とことん追求していく。4月21日にパイインターナショナルから発売される。
ネットでは、「ついに出た~!」「全体的にクレイジー」「予約してしまったわ。いくつになってもうんこ好き」などと、発売前からさまざまな反応が寄せられている。
そこで今回、お二人に同書の誕生秘話を聞いてみた。
"うんこ"をテーマにした理由について、伊藤さんは「赤ん坊のころから毎日のようにうんこをしているので、僕にとってこのテーマは自然なものでした。父親に聞いたところ、祖父も祖母もうんこをしていたようで、息子もしています。うんこをする家系に生まれたものとして当然のことをしたまでです」と語った。
タナカさんは制作について「構想は10年かかりましたが、本の内容的にはおもしろくなるのは間違いないと思っていたので、特別な苦労はありませんでした」と振り返った。
しかし、発売にあたっては苦労があったようで「企画を通す段階で出版社側に大変なご苦労があったと聞きました。『こんなタイトルの本、どうやって売ったらいいのだ!』という営業部のご意見はごもっとも。何がどうなったのはわかりませんが、いろんな方の温かいお力添え、諦め、そんなことにはかまっていられないなどの理由により、無事、出版の運びとなりました。あとは下品にならない程度に版を重ね、富の分配をしたいと思います」と語ってくれた。
また、伊藤さんがオススメする同書の読み方は「まずは文章を無視してさらっと絵を楽しんでいただけたら。文章はスマートフォンの電池が切れた時などに読んでいただけたらと思います」とのこと。
ネット上に寄せられている期待の声に対しては「書店にもし置いてなかった場合、『大うんこ展ください!』と大きな声で注文お願いいたします」とコメントした。
なお、タナカさんと伊藤さんのサイン会とミニトークイベントが、5月10日にパルコブックセンター渋谷店で開催される予定。"うんこ"についてより深く探求できそうだ。
※画像は『大うんこ展』より
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