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石川、島根出張など

先週土曜日から今週月曜日にかけて、石川県羽咋市、富山県南砺市、島根県益田市、邑南町、浜田市、雲南市、岡山県津山市を回ってまいりました

石破 茂 です。

先週土曜日から今週月曜日にかけて、石川県羽咋市、富山県南砺市、島根県益田市、邑南町、浜田市、雲南市、岡山県津山市を回ってまいりました。それぞれの地方創生に向けた取り組みが着実に前進している様子を拝見して、とても嬉しく思ったことでした。

このすべてが「消滅可能性のある都市」とされていますが、その事実を直視した上で、国の政策に依存することなく、独自の政策を展開しているのは素晴らしいことです。

中央のメディアはそれなりに取り上げているのですが、つまらない政局ネタに比べればまだまだ僅かなものですし、地元メディアにはもっとこれらを全国に発信して頂きたいと切に願います。現場感覚と民間感覚を併せ持った優れた首長と、それに呼応する地区住民の方々とのコラボレーションが地方創生の決め手であるように思われてなりません。

島根県雲南市で聞いた「行政は我々に対してやってくれない」から「行政は我々にやらせてくれない」へ、という住民の意識の変化はとても重要だと思います。

「平成の市町村大合併」はそれなりに意味のあることでしたが、合併された町村の住民にしてみれば、行政のキメ細かな対応が失われ、「見捨てられた感」が強くあることは間違いない事実です。

これを解消するため、麻生内閣の農水相時代にJA、郵便局、社会福祉協議会、公民館、NPOなどによる「地域マネジメント法人」設立構想を企図しつつも、政権交代により頓挫した苦い経験が私にはあるのですが、それが形を変えて「新しい地域自治組織」として中山間地から芽生えつつあることに目が覚める思いが致しました。

現場から遠く、議院内閣制であるが故に責任の所在がはっきりしない中央政府よりも、地域密着で「大統領制」に近い故に責任の所在が明確な地方政府の方が進んでいることを痛感したことでした。国としてどのようにこの萌芽を支援できるのか、よく考えなくてはなりません。

今日は、豊橋市の麺類生活衛生同業組合の皆様が地元の根本幸典代議士と共に、豊橋の新名物「豊橋カレーうどん」と伝統の「にかけうどん」をお持ち下さり、大臣室で職員と共に昼食に有り難く頂戴致しました。

豊橋市のうどん屋さんは地元の国産小麦を主に使用した自家製麺率がほぼ100%、カレーうどんの下に、とろろとごはん、という三層構造になっており、必ず特産のうずら卵がトッピングされているという実にユニークなもので、是非一度お試しになることをお勧めいたします。わざわざ豊橋からお越しいただいた皆様、本当に有り難うございました。

今週水曜日には倉吉市の倉吉農業高校の女生徒さんたちが、11月に行われた「全国農業高校お米甲子園」で最高金賞を受賞した「ミルキークイーン」を持参くださいました。美味しいお米に、少しだけほっとするひとときでした。

軽減税率導入を巡っては様々な議論がありましたが、政府・与党で方針が決した以上、この運用が禍根を残したり、混乱を生ぜしめることの無いよう極力努める以外にありません。

中曽根内閣時代、竹下内閣時代に消費税導入の際、当時の山中貞則自民党税調会長のもとで侃侃諤諤の議論をした当時のことを思い出します。

議論の内容はその頃とほとんど変わってはいないのですが、はっきりしているのは財政が当時よりも格段に悪化しているということです。

「弱者のため」とは一体どのようなことなのか。本当に「弱者のため」を論ずるならば、それがどのような方々であるのかを明確にし、そのような方々に重点的に手厚く支援することを考えねばならないはずですが、救急車の有料化すら議論の俎上に乗せられない雰囲気とは一体何なのでしょう。

急を要し、本当に重篤な患者さんと、重篤でもないのに救急車をタクシー代わりに利用し、交通渋滞さえ引き起こしている人とを同列に扱ってはならないと思われるのですが、このような議論自体が「弱者苛め」のレッテルを貼られかねない雰囲気があります。しかしそれが結果として、一番手厚い支援を必要としている人を傷つけることになりはしないのか、改めてしみじみと考えさせられます。

週末は12日土曜日が自民党京都府連女性局「りぶるの集い」で講演(午前11時・京都市内)、全国移住女子サミット(午後4時・東京都内)。

13日日曜日は地方創生☆政策アイデアコンテスト2015で挨拶・講評(午後1時・東京都内)、河上茂・千葉県連幹事長と石破茂を囲む会(午後5時・松戸市内)、という日程です。

街にはクリスマスのイルミネーションが輝いています。ほとんどの方がそうであるように、銀行員の頃も、国会議員になってからも、12月というのは私にとって最も忙しくて心身ともに余裕のない月です。

時々それが態度に出てしまうようで、まだまだ修行が足りないことを反省しております。

皆様、お元気でお過ごしくださいませ。

島根県益田市真砂地区にお伺いした時の様子です。

(2015年12月11日「石破茂オフィシャルブログ」より転載)