石破茂です。
総理の所信表明に対する本会議代表質問も終わり、今日から予算委員会における質疑が始まりました。
25年度補正予算、26年度本予算を出来る限り早期に成立させ、消費税率引き上げを視野に入れて景気が失速しない態勢を整え、これに続く諸法案の審議をなるべく早く開始させたいと思っております。
昨年の臨時国会の反省を踏まえて、時間に余裕を持って万全に近い体制で臨まなくてはなりません。
28日火曜日は、久しぶりに本会議での代表質問に立ちました。原稿を載せておきますので、皆様ご多忙のこととは存じますが、週末お時間がある方はお目をお通しくださいませ。
新聞はともすれば「石破幹事長、官邸と公明党との間で板挟み」的な政局報道に偏りがちで、中身について詳しく論評してくれませんが、当然ながら今重要なのは政局ではなく政策です。
安定的な政局運営がなされる中で、多くのマスコミは何か波乱要因は無いかと機会を虎視眈々と窺っているようにも思われますが、そのようなことは事の本質とは遠いものです。
各々の政策について、議論を加速し、結論を出し、進捗を速めていかなければ、決定的な禍根を残しかねません。財政も、経済も、社会保障も、エネルギーも、安全保障も、すべてにおいて然りです。
東京都知事選挙も最終盤となります。この間、様々なご意見を承ってまいりましたが、組織として対応する以上、手抜かりなく最後まで力を尽くして参ります。選挙は勝たなければ意味が無く、さりとて勝てれば誰でも何でもいいというわけにも参りません。民主政治とは、この狭間で煩悶する営みのように思われます。
今週読んだ論考の中では、雑誌「東亜」(霞山会刊)の特集「積極的平和主義が変える日本外交」、なかでも川島真東大准教授の「歴史的視座から見る日中関係」を興味深く読みました。
この雑誌はかつての「外交フォーラム」の流れを汲むもののようで、なかなか一般書店では手に入りにくいものですが、啓発される機会が多くあります。
週末は土曜日が地元。
日曜日は東京で都知事選の支援に廻ります。
明日から二月、お元気でお過ごしくださいませ。
(2014年1月31日の「石破茂ブログ」より転載)