【アメリカ情報】スキミング対策?米国クレジットカード使用法が変わりつつある話

アメリカはクレジットカード社会です。社会的信用もカードが指標になっています。それゆえ犯罪に利用されてしまうことも。

こんにちはー。

縄跳びパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

アメリカはクレジットカード大国です。コーラ1本買うのにもカードで支払いをします。そうしないとクレジットカードスコアが貯まらず、仕方なくみんなカードを使いたがるんですよね。

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ただ関連した犯罪が多いのも事実。2015年5月には、フロリダのガソリンスタンドで103個もの「スキミング器」が発見されて話題になりました。そのうち15個は自分の住んでいるオーランドだったとか。

(※)英語です

カード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気カードに書き込まれている情報を抜き出し、まったく同じ情報を持つカードを複製する犯罪である。

出典:スキミング - Wikipedia

ちなみに自分もこっちに来てすぐにスキミング被害に遭いました。1500ドルほどやられて、まぁ英語も喋れず大変な目にあったのを覚えています。

こんな背景からか、ここ数か月でクレジットカードの使用法が変わりつつあるんです。今後アメリカに旅行する人は覚えておくと良いでしょう。

スワイプの場所こそ危険

一般的にアメリカでは「スワイプ」という方法で支払いをします。

この写真はウォルマートのカード端末。赤い丸の部分にクレジットカードの磁気部分を読み取らせます。読み取ったら画面にサインをして支払完了。これがスワイプのやり方です。

でも「スキミング機械」を取り付けるのがこのスワイプさせる場所なんですよ。もう一発でもスワイプしたらアウトです。

自分がやられたのも「スワイプ」でした。本人は全く気づきません。他にも普通にお客さんのいる観光地なんですから。

クレジットカード挿入型の端末

こうした背景からか、最近の端末にはスワイプをしません。下の写真にある赤い丸の部分にクレジットカードのチップを挿入するんです。

ここ数か月で一気にカードが新しくなりました。新しくなったカードには軒並み「チップ」が内蔵されています。この新しいタイプのカードをスワイプしても、店員さんに「挿入をしてください」と言われて支払いができないんです。

割と頻繁にクレジットカードが新しくなる

アメリカでは有効期限が近くないカードでも頻繁に新しいカードが届きます。まだ3年も期限あるのに新しいカード?と最初は疑問でした。

でもカード会社に問い合わせてみると「犯罪対策のために早急に新しいカードにしてください」と言われます。しかも古いクレジットカードはたとえ有効期限が残っていても、数週間以内に使えなくなってしまうんです。

つまり、それだけカードの情報漏洩や犯罪が横行しているのだと思います。

おわりに

アメリカはクレジットカード社会です。社会的信用もカードが指標になっています。

それゆえ犯罪に利用されてしまうことも。今後アメリカに旅行する機会のある人は、観光地だからと言って安心してはいけません。

そこはできるなら「現金支払い」が一番安全なのかもしれません。

(2015年10月31日「なわとび1本で何でもできるのだ」より転載)

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