こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
来年度の予算策定や事務事業質疑などで東京都の事業を洗い出していると、
「なんという巨大組織と事業数だ...!」
と驚愕し、個で立ち向かう議員の非力さを痛感しております。
特に感じるのが、東京都が策定している様々なプラン。
舛添知事の知事に就任してから肝いりで策定された
「東京都長期ビジョン」に引き続き、先日は
「東京と地方が共に栄える、真の地方創生」の実現を目指して~東京都総合戦略~
が発表され、さらに次年度には「アフター2020」を考えるための
プラン策定に着手されるそうです。なんだか似たような長期計画を、
一体いくつ策定するのでしょうか。。
もちろん、事業を遂行するのに長期的な視点は必要です。
中長期計画をたてることは、決して無駄ではないでしょう。
しかし計画は当たり前ですが、天から降ってくるものではありません。
東京都の場合、こうした長期プランを策定するのに対して、
おおむね5000万円程度の予算を組んで執行しています。
シンクタンクなどへの調査費などが主な用途となるようです。
ただ身も蓋もない言い方をすれば、未来のことは誰にもわかりません。
極端に言えば、首都直下型地震が今年来たとすれば、
来年度以降の長期プランはすべて白紙に戻ります。
そうした中で、似たような長期プランを毎年のように新規策定することに、
果たしてどれだけの合理性があるのでしょうか。それに多大な経費がかかるとすれば、
個人的には「?」マークが点灯せざる得ません。
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正直、東京都がつくるプランをどれだけ読み込んでも、
個人的にちっともワクワクしないんですよね。
知事が変わる度に、そして舛添知事になってからは毎年策定されるプランは、
仕事を作るための仕事になっている懸念もあります。
とはいえ、長期プラン策定の意義を全て否定することは難しいところです。
頭が良い方が総花的に書いていることもあって、プランの内容には
ガツンとした追求がしづらいのも事実で...
ということで、12月10日に上記の東京都総合戦略についての質疑があるのですが、
どういう切り口から質問するのが有効なのかと日々悶々としています。
何かご意見や視点がある方がいらっしゃいましたら、
ぜひともその知見をご教示いただけますと幸いです。
簡潔ながら、本日はこんなところで。
それでは、また明日。