当たり前のことですけど、世の中って勧善懲悪じゃないですよね。
「既得権益が…」
「高齢者が…」
とか、それぞれの立場で理論を振りかざしてはいますけど、
どの人も悪いことをしようと思って行動しているのではなくて、
それぞれの立場の主張のぶつかり合いに過ぎないわけです。
私にとってそうした「矛盾」がもっとも現れるものの一つが、
児童相談所や児童養護施設などであったりします。
社会的養護に関する過去記事は↓
本日は新宿にある、児童養護センターに視察でお邪魔いたしました。
最近、5月7日放送の日テレ「エブリ」で、その劣悪な環境がレポートされた関連施設でもあります。
※この報道内容がそのまま真実ではないと思われます
児童相談所は3回目、児童養護関連施設という括りでは10回以上は訪れたでしょうか。
その度に感じる、この心底まで貫く無力感・疲労感はなんなのでしょうか…
本当に、あらゆる行政視察の中で一番ぐったりする気がします。
都庁の役人も、児童相談所も職員も、議員も、子ども支援のNPOも。
誰もがそれぞれの立場で、「子どもたちのために」活動していることは間違いないはずです。
それなのになんでしょうか、このすれ違いとピリピリとした緊張感は。
Twitterでもこんなメンションが飛んできます。
それぞれの正義がぶつかり合って、結局その損害を被っているのは、
この問題に関しては間違いなく子どもたちなわけですよね。
限られた予算と人員の中で、子どもたちのために働く児童相談所。
そのやり方を非難するだけでは、改善しないことも良くわかる。
その一方で、今の児童相談所のあり方や雰囲気も、
絶望的なまでに子どもたちのためになっていないことも事実だと思う。
子どもを思う人たちの心と行動を、
どうやって一つの方向にまとめて、協力体制を築いて行くべきか…
まとまりのない内容で申し訳ありませんが、今の気持ちとして残しておきます。
明日改めて、本日の視察のレポートを書かせていただきますので。
うーん。。
それでは、また明日。
(2015年6月10日「おときた駿公式ブログ」から転載)