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日本企業として初、再生可能エネルギーの世界的企業連合に参加するリコーの目標は?

再生可能エネルギーの活用を推進する世界的な企業連合「RE100」に参加する。
solar panels and wind generators against city view on sunset
solar panels and wind generators against city view on sunset
artJazz via Getty Images

グローバル企業に求められる環境対策

近年、再生可能エネルギーの活用を推進する企業が増えています。再生可能エネルギーは、太陽光や太陽熱、水力、地熱などにより生産されたエネルギーです。石油や石炭と違い、資源が枯渇せず、二酸化炭素の排出量が少ないのが特徴となっています。

世界では企業の環境対策を投資や取引の条件とする動きが広がっています。そのため、グローバル企業にとって、環境対策の重要性が年々増加。日本企業は環境対策の一貫として、再生可能エネルギーを積極的に利用する取り組みを始めました。

リコーは全電力の再生可能エネルギーへの切り替えを発表

2017年4月、リコーは再生可能エネルギーの活用を推進する世界的な企業連合「RE100」に参加すると発表しました。RE100の参加には、事業活動で使用する電気の全てを再生可能エネルギーで賄う計画を掲げることが条件です。リコーは2050年までに使用電力を全て再生可能エネルギーに切り替える計画を発表。太陽光発電設備の導入や、再生可能エネルギーによる電力を優先的に購入して達成を目指していきます。

RE100はAppleやGoogleなど欧米の企業を中心に約90社が参加しています。しかし日本企業の参加はリコーが初。日本企業のRE100参加を阻んでいるのは、再生可能エネルギーのコストの高さです。

日本は欧米に比べて風力や太陽光発電設備の設置場所が限られ、大きな設置コストがかかります。太陽光発電設備の設置コストは欧米の2倍とも言われています。

経済産業省は2030年までに設置コストを3分の1に下げる目標を掲げました。今後、再生可能エネルギーのコスト削減で一層企業の導入が進んでいくことが期待されます。

企業で重要性を増す環境への取り組み。企業が率先して取り組むことで、社会の環境への意識向上にもつながっていくのではないでしょうか。

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