記憶に残るホテルと国立公園の最強タッグ

外の風景と同じくらい、中での体験が印象的になること間違いありません。

世界でも選りすぐりの国立公園の中、もしくは近くに位置し、美しい国立公園をより身近に、ダイナミックに体感できる至極のホテルを10軒ご紹介しましょう。外の風景と同じくらい、中での体験が印象的になること間違いありません。

1. Spicers Sangoma Retreat(オーストラリア)

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シドニーから約1時間、ブルーマウンテンズ国立公園のすぐ脇にある「スパイサーズ・サンゴマ・リトリート」は、リュクスなモダニズムにサファリロッジ風のアクセントがひと匙加わり、豪華な森の保養地といった趣。このリトリートは、ハイカーにとってのパラダイス。森を縦横に走るトレッキングコースを歩きまわり、お腹が空けば、小さなレストランへ。地元の生産者から仕入れた新鮮な季節の幸を生かした料理を楽しめます。

2. Ariana Sustainable Luxury Lodge(トルコ)

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トルコのカッパドキア地方を旅するなら、ギョレメ国立公園の特異な岩石層や"妖精の煙突"と呼ばれる奇岩を見るだけでなく、この地方ならではの驚くべき洞窟ホテルに泊まってみたいとも思うはず。岩の山腹をくりぬいて作られたブティックホテルはいくつかありますが、なかでも「アリアナ・サステイナブル・ラグジュアリー・ロッジ」は、モダンな建築の要素と伝統的な洞窟住居の要素の相乗効果で、温かいもてなしのムードを醸しています。

3. Amanoi(ベトナム)

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アマンが何かを知っているとすれば、それはロケーションの選び方でしょう。「アマノイ」は、ベトナム初のアマンリゾーツであり、ヌイチュア国立公園内、ヴィン・ヒー湾を見下ろす丘の中腹に広がる100エーカーの敷地に建っています。鬱蒼とした森とむき出しの岩石は、あえて手を加えず自然のままの状態に。とはいえ、リゾートの建築スタイルに目を向けると、モダンデザインと地元の伝統的な様式が見事に融合され、これぞアマンといった仕上がりです。

4. Remota(チリ)

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レモータ」が2005年に誕生した際、その工業的で貯蔵庫のようなデザインは、とても革新的でした。存在感のある建築ではあるものの、ヒューマンスケールに適う、こぢんまりとした佇まい。人工建造物よりも、周囲に広がる自然の風景に重きを置いています。これは正しい選択と言えそう。ここでいう環境には、世界で最も美しい場所のうちの2か所、パタゴニアとトーレス・デル・パイネ国立公園が含まれているのですから。

5. Bovey Castle(イギリス)

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ボヴィ・キャッスル・ラグジュアリー・ホテル&スポーティング・エステート」(これが正式名称)は、275エーカーもの敷地を誇り、ダートムーア国立公園のど真ん中、すばらしい田園地帯にあります。鷹狩りからアーチェリー、ゴルフ、さらにはクロケットとゴルフが合体したような"クロルフ"まで、数えきれないくらいのアクティビティを提供しています。とはいえ、ハイライトはなんといっても、お城のほう。アールデコ様式を丹念に蘇らせた館であり、クラシカルな持ち味と気品に満ち溢れています。

6. Belmond Hotel Das Cataratas(ブラジル)

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イグアス国立公園を構成するイグアスの滝は、地球上で最も驚くべき自然のランドマークのひとつ。「ベルモンド・ホテル・ダス・カタラタス」に滞在する、それはつまり、大小275もの滝があげる轟音の目と鼻の先で眠ることを意味します。ハシエンダ(大地主の邸宅)スタイルのホテルは、なかなかの仕上がり。丹精を込めて1950年代の輝かしい姿に修復され、もともとのポルトガル様式の魅力を誇らしげに放っています。

7. Travaasa Hana(ハワイ)

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トラバーサ・ハナ」に行くと、その建築よりもむしろ、別の面で驚くことになるでしょう。この21世紀において、お気に入りのデバイスを手放し、現代の何でもかんでも便利な生活に依存することから抜け出したい人のためのホテルだからです。このリゾートは、マウイ島の人里離れた東端に位置。オープンエアのコテージは、素朴さが魅力となっています。ハレアカラ国立公園周辺の特徴である火山性の地形を探索する拠点として、もってこいの場所です。

8. Plataran Comodo Resort & Spa(インドネシア)

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はい、あの"コモド"のことです。「プラタラン・コモド・リゾート&スパ」は、ウェシク・ビーチ沿いに、驚くほど豪華なヴィラが点在。ここはインドネシアで最も美しく、また手つかずの自然が残る地域のひとつ。十分にラグジュアリーなリゾートですが、それでも足りないというなら、ボートに乗ってすぐのコモド国立公園の島々へ。有名なコモドドラゴンの生息地であり、地球上で最も豊かで多様な海洋生物が棲む場所に数えられています。

9. The Victoria Falls Hotel(ジンバブエ)

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エドワーディアン・スタイルの「ザ・ヴィクトリア・フォールズ・ホテル」は、最近のリノベーションを経た後も、1904年創業当時のままの威厳とエレガンスを維持。贅沢さではアフリカ指折りのグランドホテルとして知られています。ヴィクトリア・フォールズ国立公園は、世界最大級の滝があることで有名ですが、その相手となるにふさわしい価値のあるホテルと言えるでしょう。

10. Saffire Freycinet(オーストラリア)

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サファイア・フレシネ」は、オーストラリアのコールズ・ベイ保護地域とフレシネ国立公園に隣接して隠れるように建つホテル。そんなロケーションにふさわしく、徹底した環境への配慮がなされています。起伏をつけて連なるモダンでラグジュアリーなヴィラ、オニイトマキエイをかたどったセントラルロッジ——その波のようにうねる屋根の下にあるものはすべて、人間が暮らすうえで、できる限り環境への負荷を低く抑えられているのです。

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