Facebook、恥知らずな「釣り」記事の取り締まりを強化

「釣り」戦術を利用するページや個人に対して「厳格な格下げ」が行われるようになる。

Facebookには山ほどのゴミが散乱しているが、もうすぐ少し減るかもしれない。Facebookは恥知らずなクリック乞食を罰する行動にでる。

今日(米国時間12/17)ソーシャルネットワークの巨人は、ユーザーに「いいね!」やコメントをつけさせたり、コメント欄で友達をタグ付けさせることで、コンテンツを広めようとする「釣り」記事に走るFacebookページオーナーと個人ユーザーに罰を与えることを明らかにした。

「友達とシェアして無料で旅行をプレゼント」や「牡羊座の人はいいね!をして」などといったインセンティブを使ってコンテンツをシェアさせて、その友達のニュースフィードに登場することで、最終的にページオーナーやユーザーのリーチを広げようという魂胆だ。

もうそうはいかない。ニュースフィードのアルゴリズムに手が加えられ、「釣り」戦術を利用するページや個人に対して「厳格な格下げ」が行われるようになる。数週間のうちに、ユーザーのアクションを要求したりエサをまくようなコンテンツのオーナーは、記事の総リーチ数が減らされる。違反をくりかえせば、さらに厳しい措置が待っている。

しかしFacebookは、少なくとも最初は、救いの手もさしのべる。クリック乞食たちは、よい行いを見せれば元のリーチを取り戻せる。つまり、全体でゴミを減らして「よりよい」コンテンツを増やせということだ。

Facebookが示した「釣り」の例

Facebookはこの取り締まりの例外をいくつか示した。行方不明の子供の届け出や、慈善活動の募金、旅行のアドバイス、企業発表の引用などだ。

取り締まり自体は、機械学習モデルに基づいて行われる。「数十万件の投稿」を入力にして様々な釣り記事の検出を学習したと同社は言っている。

Facebookはほかにも同サービスが世界中に与えている影響について困難な問題に答えなければならない。ロシアが米国総選挙英国EU離脱国民投票に関与した件に加え、最近では元Facebook幹部から「社会のしくみを破壊している」と指摘された

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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