過去例のない大雨に 危険な雨はいつまで続く?

早め早めの避難を

広く記録的な雨となっています。8日(日)にかけて猛烈な雨が断続的に降り、過去の大雨を大きく上回る大雨となる恐れがあります。

過去例のない大雨か

前線の活動が活発化しています。九州から北陸、東海、関東甲信(甲信中心)にかけて、活発な雨雲がかかり続け、すでに記録的な大雨となっています。72時間雨量が高知県馬路村では1000ミリを超えました。そのほか、所々で500ミリを超す大雨となっており、土砂災害や河川の氾濫、浸水害が所々で起きています。

8日(日)にかけても前線の影響で、九州から北陸、東海、関東甲信(甲信中心)では断続的に猛烈な雨が降るでしょう。猛烈な雨とは恐怖を感じるような雨で、災害が起こる可能性のある降り方です。そんな猛烈な雨が8日(日)まで断続的に降り、過去の大雨を大きく上回る大雨となる恐れがあります。

早め早めの避難を

これまでの大雨で、広い範囲で土砂災害や洪水の危険度が高まっており、さらなる大雨で重大な災害の発生する可能性が著しく高くなる可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。警報や土砂災害警戒情報、指定河川洪水予報、地元市町村から出される避難情報に注意し、早め早めの避難を心がけて下さい。ただし、避難すること自体がすでに危険と判断される場合は、自宅の2階以上など少しでも安全な場所に移動するなどして命を守る行動をとって下さい。

東北や北海道でも再び活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れがあり、警戒が必要です。

日本気象協会 本社気象予報士 熱中症予防指導員

吉田 友海

信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。

現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。

土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。

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