雪や雨の降る時間は?場所は?
5日(金)は、関東の南岸を低気圧が東進します。いわゆる「南岸低気圧」で、関東地方に時として大雪をもたらす低気圧です。この南岸低気圧の影響で、関東地方は5日(金)の夜から6日(土)の明け方にかけて雪や雨の降る所があるでしょう。南岸低気圧は陸地から離れた所を通る予想に変わりました。これまでは関東の広い範囲で雪が降る予報でしたが、最新の予報では、雪や雨の降るエリアは東京都、神奈川県、千葉県が中心となりそうです。
雪なの?雨なの?
上空1500メートル付近の気温が氷点下4度以下だと、関東地方の平野部でも雪になるといわれており、5日の夜は氷点下5度から氷点下4度くらいの予想です。地上付近の気温や湿度にもよりますが、今のところ降るものがあれば、都心など平野部でも雪になる可能性が高くなっています。また、雪にならなくても気温はかなり低く、厳しい寒さになりそうです。
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まだ油断禁物
南岸低気圧による雪や雨の予想は非常に難しく、低気圧の通る位置や発達具合、気温や湿度の微妙な違いによって、雪になるか雨になるか、雪が積もるかどうか、大きく変わってきます。この先、雪や雨のエリアが再び広がって、埼玉県など内陸部でもまた雪の予想に変わることも考えられ、まだまだ油断できません。雪の降る量もまだ予想に幅があるため、現段階では積もるかどうか明確にお伝えできない状況です。この先もtenki.jpで最新の情報を確認してください。
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気象予報士 防災士
2007年1月より日本気象協会勤務。
ラジオやストリーミングでの天気解説、新聞やテレビの天気原稿作成などを担当。
「天気でわかる四季のくらし」(新日本出版社)を共同執筆。
一児の母となり、公私ともに奮闘中。