日本気象協会は「年末年始の天気傾向」を発表しました。12月も半ば。そろそろ年末やお正月の予定を立て始めている方もいらっしゃると思います。帰省や初詣、バーゲンなど何かと忙しい年末年始の気になる天気傾向は?
年末年始の天気傾向
年末年始(12月29日頃~1月3日頃)は、一時的に冬型の気圧配置が強まって荒れた天気となりますが、長く続くことはなく、太平洋側を中心に穏やかな天気の日が多い見込みです。
北海道~九州の日本海側は、雪や雨の降る日が多いでしょう。
一時的に強い寒気の南下に伴う、大雪や強風の荒れた天気となる日があり、帰省やUターンと重なる場合は、交通機関の乱れに注意が必要です。
ただ、荒れた天気は長くは続かない見込みです。
気温は平年並みで、北日本(北海道・東北)ではが続くでしょう。
北海道~九州の太平洋側は、平年並みに晴れる日が多いでしょう。
気温も平年並みの見込みで、季節風が弱い穏やかで過ごしやすい日が多い見込みです。
奄美・沖縄地方は、気温は平年並みか高いですが、曇りや雨の日が多く、スッキリしない天気が続きそうです。
各地域の天気のポイント
◇北海道~九州の日本海側
・強い冬型の気圧配置により、一時的に荒れた天気となるおそれがあります。
車の運転は、スリップや吹雪による視程障害(激しい吹雪で起こる、目の前の視界が奪われる現象)などに十分ご注意ください。
・荒れた天気は長くは続かないですが、雪や雨の降る日が多い年末年始となるでしょう。
・気温は平年並みですが、厳しい冷え込みとなる日もあるため、体調管理にご注意ください。
◇北海道~九州の太平洋側
・雲が広がる日もありますが、平年並みに晴れる日が多い年末年始となりそうです。
・穏やかな天気となり、初詣などに出かけやすい日も多い見込みです。
・気温は平年並みですが、朝晩は冷え込む日もあるでしょう。
◇奄美・沖縄
・低気圧や前線の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。
・気温は平年並みか高く、冷え込む日は少ない見込みです。
※この予報は2015年12月14日時点の予測資料から作成したものです。
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気象予報士
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。
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