東京、8日ぶりの冬日 全国的に厳しい寒さ、雪にも警戒を

日本海側は広く雪で、引き続き大雪に警戒。太平洋側も所々で雪が降り、西日本の山地で大雪の所も。

気象衛星

日本海側は広く雪で、引き続き大雪に警戒。太平洋側も所々で雪が降り、西日本の山地で大雪の所も。

今朝にかけて日本海側は大雪

きのう(23日)から冬型の気圧配置が強まり、日本海側は広く雪が降っています。特に、山陰から兵庫、滋賀県にかけて雪が強まりました。きょう(24日)午前7時までに降った雪の量は、鳥取県の智頭で84センチ、大山で75センチ、兵庫県の兎和野高原で52センチなどです。

午前7時の積雪は、鳥取県大山で213センチと、今シーズン初めて2メートルを超えました。平地でも積雪が急増し、鳥取市で52センチ、松江で35センチ、滋賀県の彦根市で34センチとなっています。この後も、雪の量はさらに増えそうです。

日本海側は広く大雪に警戒、太平洋側も西日本の山地を中心に大雪

きょう(24日)も冬型の気圧配置が続くでしょう。日本海側は北海道から九州まで雪が降りやすく、引き続き大雪に警戒が必要です。一方、太平洋側にも雪雲が流れ込み、所々で雪が降るでしょう。あす(25日)の朝にかけて、西日本の山地を中心に大雪となる所がありそうです。雪や路面凍結による交通障害などに警戒や注意をしてください。

あす(25日)午前6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、

北陸地方              60センチ

東北地方、中国地方         50センチ

関東甲信地方            40センチ

東海地方              30センチ

北海道地方、近畿地方        25センチ

四国地方              15センチの見込みです。

北海道で氷点下30度以下 東京も8日ぶりに冬日

けさは、全国的に冷え込みが強まりました。特に、北海道では氷点下30度以下まで下がった所がありました。午前7時すぎまでの最低気温は、上川地方占冠で氷点下32度8分、上川地方幌加内町朱鞠内で氷点下32度1分、上川地方下川町で氷点下30度7分となりました。

また、旭川は氷点下22度5分、札幌は氷点下12度8分と、北海道は今年一番の冷え込みになった所が多くなりました。また、東京都心は氷点下1度9分まで下がり、16日以来8日ぶりの冬日となりました。広島は氷点下0度8分、高知は氷点下1度7分、鹿児島は氷点下0度2分と、東日本や西日本でも冷え込みが強まりました。

日中の最高気温は、旭川は氷点下12度、札幌は氷点下6度、青森は氷点下1度、仙台1度、金沢2度、東京と広島は7度、名古屋と大阪は5度、高知は8度、福岡6度、鹿児島は9度の予想です。ほぼ全国的に平年を大きく下回り、厳しい寒さの続く所が多いでしょう。北海道はきのうより一段と冷え込みが強まる見込みです。きょうは一番暖かいコートを着てお出かけください。

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2016-05-02-1462155031-692661-small.jpg安西浩子

[日本気象協会本社] 気象予報士 ファスティングアドバイザー

2002年に気象予報士に転身。NHKラジオ「あさいちばん」を始め、文化放送、NST新潟総合テレビ、NHK水戸放送などで気象キャスターとして経験を積む。

子供の頃は喘息が酷く、台風が沖縄付近に近づくと発作が起きるので、母からは天気予報の人みたいと言われて育ちました。20代は花粉症に悩まされたり、病気の絶えない日々を送る中、食改善をし、様々な不調を克服。

季節の野菜を食する日本食が、日本の激しい季節変化にも耐えうる元気な体を作ると身をもって体験!

そんな経験から、現在はファスティングアドバイザーとしても活動中。

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