台風の影響はいつから?早めの備えを
台風6号は引き続きフィリピンの東を北上し、日本付近に近づきつつあります。12日(火)には沖縄に最接近する見込み。ただ、天気が荒れ始めるのはもっと早くなりそうです。
沖縄 影響が出始めるのは10日(日)から
台風6号の予想進路図を見てみると、12日(火)ごろに沖縄付近に最接近することがわかります。ただ、影響が出始めるのはもっと早い段階からとなりそうです。
先島諸島では、10日(日)の夕方から波が高くなり、11日(月)には大しけに。海岸近くには近づかないようにしてください。また、11日は暴風にも注意が必要。特に石垣島は雨脚も強まり、大荒れとなるおそれがあります。
沖縄本島では11日から波が高くなり、風も次第に強まると予想されます。
台風の接近が多い沖縄県ですが、今シーズンの接近は初。まだ5月ということもあって、備えが不十分な方もいらっしゃるかもしれません。
「飛ばされやすいものを家の中にしまう」「窓や雨戸の補強をする」など、早め早めの備えをお願いします。
九州~北海道 雨は11日(月)以降
九州から北海道の広い範囲でも、台風や台風周辺の湿った空気の影響などで雨が降る見込み。その時間帯を下の図にまとめました。
先島諸島では10日午後から徐々に雨雲がかかり始めるでしょう。そのほかの西日本では11日から降り出す所が多くなりそう。近畿や東海、北陸では12日の午前中から、関東甲信や北日本は12日の午後から雨となる見込みです。
ただ、台風の今後の進路や速さによって予報は変わります。来週前半にかけて、最新の台風情報をこまめに確認するようにしてください。
(2015年5月9日 21時36分「天気.jp」より転載)
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気象予報士
「どんなときでも、天気予報だけは必ず見る」NHK岐阜放送局のキャスター時代、取材に伺った職人さんから聞いた言葉です。天気次第で、仕事の進め方や作品の出来が変わってしまうとのこと。以前から「人の役に立つ情報を伝えたい」と考えていた私は、「これだ!」と思い、気象予報士を目指すことになりました。
その後、NHK名古屋放送局キャスターや中部支社での解説・予報業務を経て2015年春より日直予報士の一員に。
読んでくださった皆さんに、少しでも「役に立った」と思ってもらえる記事を目指します!