12日(日)6時現在、台風14号(ヤギ)は宮古島地方に最接近している状態で、宮古島の北北西約50キロを1時間におよそ20キロの速さで西へ進んでいます。沖縄エリアでは引き続き、強風や一時的な雷雨、高波、高潮等に注意が必要です。
▼台風14号 12日(日) 6時現在
存在地域 宮古島の北北西約50km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西 20 km/h
中心気圧 990 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
中心の東側500キロ以内と西側280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
午前5:48には沖縄の下地で最大瞬間風速23.1 m/sを記録しています。
先島諸島には台風をとりまく強い雨雲が断続的にかかっていて、宮古島市平良付近ではレーダーによる解析で、午前2時40分までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が気象庁より発表されています。
その後、午前3時57分には「宮古島市では50年に1度の記録的な大雨になっているところがある」と発表し、安全を確保するよう呼びかけています。
今後、台風は勢力を少し強めながら北西に進んで、沖縄本島地方からはしだいに離れるものの、沖縄では、強風や一時的な雷雨、高波、高潮等に注意が必要です。
その後、東シナ海を北西に進み、中国大陸に上陸して勢力を落とし、13日(月)にも熱帯低気圧になる見込みです。
ヤギ(Yagi)は、日本が提案した名称で、やぎ座が由来です。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
※視聴タイミングにより、雨情報以外の放送内容となっている場合があります。
※ページ内で再生が出来ない場合は、https://youtu.be/bqx-AOGUiJ0からご覧ください。
(2018年7月12日「ウェザーニュース」より転載)
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