PRESENTED BY エン・ジャパン

派遣から正社員へ。ベテランSEが30代で見つけた「責任を持ってやりたい」仕事のあり方

30代は、自分のために働くし、自分のためにやることを決めたい、自分でやるからには責任を持ちたいし、理解したいと、考えが変わりました。

こんにちは。Yamaです。

今年エン・ジャパンでは、メイン事業である転職サイト「エン転職」のリニューアル実施というビッグイベントがありました。その実現の縁の下の力持ち的存在が、社内の「情報システム」部門(以降、情シス)。

今回は、激動のど真ん中にいる情シスのShizukoさんに登場いただきます。

 ・ 実はエン初の「派遣社員から正社員化実現」

 ・ プログラマー35歳定年説を横目に葛藤した「仕事に対する取組み方」

 ・ 変わるきっかけをくれた「コミュニケーションする情シス部」

ランチを挟んで2時間、みっちりお話しいただきました。今や会社のシステムを任される存在ですが、そこに至るまでの新卒~20代~30代の考えや仕事の変遷は、沢山の学び・共感があります。

事業部長や企画部門が「何かをやろう」というタイミングで

声を掛けてもらう、情シスShizukoさんの役割とは

――どのような仕事に携わられていますか?

情報システム部には、「アプリグループ」「インフラグループ」と2つのグループがあり、私はアプリにいます。今は色々な開発をお任せ頂いてます。各事業の営業支援システムの開発、「エン転職」や「人事のミカタ」など新しいサイトとバックデータの整理統合、業務システムの再構築、などなど。すべての事業部とお仕事しています。一緒に進める方は企画の方や事業部長です。

今は「こんなことやろうと思うんだけど」とご相談いただいて進めることが多いですね。それで会議に色々呼んでいただいてます。(プログラム書くことが好きなのでたまに開発じゃなくてカリカリやりたくなりますが)

  *「人事のミカタ」 :人事・採用・労務業務に役立つ情報をお届けする人事向けポータルサイト。

――「エン転職」リニューアルで一段落かと思いますが現在は?

8月に「エン転職」があって、9月には一段落するかと思っていましたが、実はまた10月の新しいスタートに向けて動いてます。落ち着いたと思ったら新しい方針が出て忙しくなる。今年の動きを振り返ると、3月、5月、7月、8月、10月、、今年は一番忙しいですね。それだけ今は激動の時期なんですね。

初めての、派遣社員から正社員登用

――そんな今年激動の最中に、正社員転換を実現されましたね。おめでとうございます。

ありがとうございます。今年7月に。エンでは初めてだそうです。

――いつ頃から意識されていたんですか?

実は、ここを辞めたらSE辞めようと思っていたんですよね。派遣としてエンに来た時から。"プログラマー35歳定年説"という説が私たちにはあって、友達も皆35歳までにSEから他に転身しているんです。私もここはSEとして、最後の派遣先のつもりで、ここに在席期間中に今後の生き方を決めようと思っていました。どう業種を変えるか、その場合はどうしたらよいか、実家に帰るか・・・。天然石アクセサリー製作の趣味を本職にする事も考えました。真剣に。

――なぜエンを?

それが、エンで仕事をしていく中で、会社の魅力、仲間たちに惹かれ、正社員としてここで働き続けたいと考えるようになったんです。

ここには、会社をよくしようと考えてる人ばかりで、「ダメ」と否定するだけでなく代案出したりとか「こうしたほうがいい」とか、建設的に話ができる風土。気軽に意見を言いやすいです。

若いころの自分は『お金をもらうために仕事している』でしたが、エンでは『仕事のために仕事している』んで、楽しいなと思えるようになったんです。何かをよくしたい、仕事をしたい、エンでは皆がそうですよね。楽しい。今では一緒に会社をつくっている感じです。 "自分で働く"ってこういうものだなと分かりました。前よりものすごく忙しくなったけど、とにかくすごく楽しいです。

「責任を持ちたくない」20代から、「責任を持ってやりたい」今に

――派遣、正社員、移りかわるときはどんな思いでしたか?

新卒で正社員就職、途中で派遣に替えて、勤めた会社は通算10社くらい。当時派遣を選んだのは、給与もよく、ちょっと働きたい、けど責任を持ちたくない、という20代の自分にちょうど良かったんです。その頃の仕事感は「収入」でした。

20代はプログラム書くことは好きだし仕事もする、けどそのうち結婚して辞めて...と思っていたのです。それが30歳になる頃、ふと、なんて人に頼った生き方をしてきてたんだろう、なんで自分で自分の足で立とうとしなかったんだろうと、気付いたんです。

それから30代は、自分のために働くし、自分のためにやることを決めたい、自分でやるからには責任を持ちたいし、理解したいと、考えが変わりました。

今では業務理解については、信頼してもらえているんじゃないかと思います。

自分には技術はない、その分人の話をいっぱい聞く

信頼をコミュニケーションでつくっていく

――信頼してもらえる。そこまでには一つ一つの積み重ねがあったんですよね・・?

技術者は自分の技術があればどこでも食べていけるけど、自分にはそれほどの技術はないです

いかに相手の言ってることを分かって、作るものに組み込んでいけるか。「Shizukoさんに一言えば理解して作ってもらえる」そんな状態づくりを大事にしてきましたね。理念や事業の理解にも努めています。とにかく、コミュニケーションは大事です。技術はないんで、人の話いっぱい聞かないと

――最初からそうではなかったのですか?

最初の会社は、とにかくオーダー通りに作る会社でした。作りながら、こうしたらいいのになぁーと思うじゃないですか、でもまず言われた通り作ります、出します、すると暫くして改修指示が入る。・・・最初にやっていれば作る工数もお金もかからないのに、と思いました。職場を替えて、言える環境になってからは、できるだけ自分から提案をして、必要性を確認するようにしています。お互い目指してるものを作るように。

最初は自分の手間を減らしたいって観点から始まりましたが、もっといいものを作りたいという観点になり、次第に私が「難しい」と言うことにだいたい納得していただけるようになりました。今では構想の前に「こういうのできる?」と相談きます。とにかく相談が多いです。

活発なコミュニケーションをつくる情報システム部

部署での取組みは

――(よいものを作るためにどんどん発信する)情シスの皆さん、同じくですか?

はい。意見交換や情報共有の活発な部署です。運用でも促進されています。

週次の部会は、進捗確認が5分、あと40分討論会、毎回何かテーマに対して調べて発表します。ビッグデータ活用とか、求められるIT人材の性格とか。自己学習になりますし、他者の意見も勉強になりますし、大変ですが楽しいですよ!

週報も、単なる業務報告ではなくて、最新トレンドやニュースについて調べた上で自社に置き換えるとどんなことを出来るか提案するようになっています。

週末が近付くと焦ります。。が、ここから開発に乗せることもあって面白いです。

――他部門ともコミュニケーションとりますか?

はい。上司が人好きで!お尻を叩いてもらいました。

先日の岡島悦子さん講演会では、隣に並んだIT企業営業一年目の方と職種柄の話題ができ早速ランチをしました。それを機に同セクションの皆さんと交流して営業場面に活かして頂いたり。上司の計らいで経営者への提案も積極的にします。

これからやりたいこと、もっと「活発な意見交換」の支援をシステムで

社内SNSの活用を!

――今後、こうしたい、こう出来たらってことはありますか?

こうした方がよいって言えば実現できる会社ですよね。何でも言える会社、スピードも速い。世の中の変化も激しい。

だからもっと皆が活発に意見言うことが必要なんじゃないでしょうか。コミュニケーションが大事だと思います。上司、隣の人、もっと話しましょ!直接話すということにこだわらず、社内SNSをもっと活用して欲しいです。ただ意見をいっぱい出すだけでなく、出てきた意見を精査するような仕組みをシステムでつくりたいですね。

Shizukoさんありがとうございました!

Shizukoさんのスケジュール表は(WEB共有で社内誰でも登録できます)あらゆる部門の予定が入り、すぐに埋まる状況。そんな多忙の中ですが、残業するのは仕事が出来ない証拠、と時間内での生産性管理を徹底。クオリティアップという面では、ランチの外出を挟むことも重要だそうです。こうした徹底した自己管理に、会社は支えられているんだなと実感しました。

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