真夏の夜は心のストレッチを!思考停止に効く『心理テスト本』

容赦ない真夏の太陽に、身体も心も消耗気味。動きたくない考えたくない...。そんな時は、麦茶でも飲みながら、『心理テスト』に気持ちを委ねてみるのもいいかもしれません。ここでは、"心にチクっと針を刺す"冷却機能付き心理テストをいくつかご紹介しましょう。心を無にして答えてください。

容赦ない真夏の太陽に、身体も心も消耗気味。動きたくない考えたくない...。そんな時は、麦茶でも飲みながら、『心理テスト』に気持ちを委ねてみるのもいいかもしれません。ここでは、"心にチクっと針を刺す"冷却機能付き心理テストをいくつかご紹介しましょう。心を無にして答えてください。

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『カナリヤの小径』

森を進んでいくと、辺りが急に、にぎやかになります。そう、ここはカナリヤの小径。

(Question-1)一羽が、あなたのすぐそばまで降りてきました。あなたは、そのカナリヤを捕まえます。どのようにして捕まえましたか?

A・・・えさで誘き寄せる

B・・・追いつめて無理やり捕まえる

C・・・手にとまるまで動かずに待つ

(Question-2)カナリヤは、あなたの手の中で何かを訴えています。何を言っていますか?あなたの言葉でどうぞ。

「 」

(Question-3)あなたはカナリヤを逃がしてあげます。なぜですか?

A・・・かわいそうだから

B・・・かごがないから

C・・・面倒になったから

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~Answer~

鳥は「自由」の象徴。その鳥を捕まえる行為とは、まさに「束縛」。あなたの自由を束縛する存在とは、会社ですか? 学校ですか? それとも家庭?。ここではあなたを束縛している「しがらみ」にスポットを当てます。

(Answer-1)カナリヤの捕まえ方・・・

カナリヤの自由を奪う方法とは、他人があなたを束縛するために使う方法。あなたにとって不都合な事でも、最後に折れてしまうのは、この方法があなたにおいて、最も「効果的」だからです。

Aを選んだ人・・・「えさ」を選んだあなたは、「報酬によって束縛」を受けます。どんなにいやな残業でも、報酬しだいでホイホイ引き受けてしまいます。文句を言いながらも結構楽しそうなあなた。そんなあなたは、他人にも同じ方法が通用すると思っています。人の心はそんなに単純なものではありません。嫌われないように気をつけましょう。

Bを選んだ人・・・「無理やり」を選んだあなたは、「力によって束縛」を受けます。元来強いものが好きで、強く言われると反発よりも安心してしまう傾向があるようです。このタイプは、子供の頃に父性が足りなかった人に多いようです。正しくても、間違っていても、力のある方になびきます。

Cを選んだ人・・・「待つ」を選んだあなたは、おだてによって束縛を受けます。あなたを動かすのは簡単。「誉めればよい」のです。機嫌さえ良ければ、どんな事でもやってくれます。でも逆が恐い。御機嫌ななめなあなたは、何もやってくれないばかりか、無関係な相手に対しても攻撃的になります。言うなれば八つ当たり。

(Answer-2)カナリヤの訴え・・・

自由を奪われたカナリヤが訴える言葉は、あなた自身のしがらみへの叫び。今、あなたの両手の中のカナリヤは、あなたの代わりに叫んでいます。「お願いだから放して」「苦しいよう」「もういい加減にして」「つっつくぞ!」「仲良くやりましょう」「連れてって下さい」「何でもしますから」・・いろんな声が聞こえてきますね。それがあなたの本心なのです。

(Answer-3)逃がした理由・・

自由を取り戻し、飛び立つカナリヤ。カナリヤの訴えが、ついにあなたを突き動かします。それはあなた自身が、しがらみを断ち切る時の原動力。

Aを選んだ人・・・「かわいそう」を選んだあなた。かわいそうなのは自分自身。それを重々自覚しているのですが、飛び立つ事ができない。他人はあなたが考えているほど、あなたの事など考えてはくれません。さあ、勇気をもって自分で羽を動かしてみましょう。

Bを選んだ人・・・「かごがない」を選んだあなた。あなたが今置かれている場所は、あなたのいるべき所ではない。それがわかった瞬間が、あなたがしがらみを断ち切る時。あなたにとって「快適なかご」がなければ、そこにいる意味も価値もありません。

Cを選んだ人・・・「面倒になった」を選んだあなた。もう解決どうのこうのではありません。ただただ面倒くさい。考えたくない。この小さな感情は、やがて山をも動かす力に成長するはずです。

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『月の灯台』

海岸を行くと、岬に出ます。そこには古い灯台が立っています。

(Question-1)あなたは、その灯台で待ち合わせをしています。その人は誰ですか?

A・・・恋人

B・・・友達

C・・・悪人

(Question-2)灯台を目指して歩いていると、突然、灯が消えてしまいます。何がおこったのでしょうか?

A・・・ランプのオイルが切れてしまった

B・・・風で炎が吹き消された

C・・・何者かが消した

(Question-3)あなたは灯台に登ります。暗い灯台の中には誰もいません。待ち合わせた人はなぜいないのでしょうか?

「(理由) 」

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~Answer~

灯台は、「警告」「誘導」「安全」の象徴。夜の海での灯台は、まさに希望の光。進路を失った船にとって、灯台の光はこの上なく頼もしく見えることでしょう。ここではあなたの「信用と裏切り」について取り上げてます。

(Answer-1)待ち合わせの相手・・・

待ち合わせる相手に求めるもので、あなたの他人を信用するときの基準がわかります。

Aを選んだ人・・・「恋人」で表されるのは、ズバリ「愛」。あなたは、たとえ恋人にだまされたとしても「愛を信じるロマンティスト」。また、恋人でなくてもSEXをした相手には、すぐ心を開いていませんか? それもまた違った意味での愛情に他なりません。

Bを選んだ人・・・「友達」に求めるものは、誠実さと寛容さ。あなたは、「愛情よりも友情」を優先させるタイプです。友達に裏切られるなんて事はあまり頭にないようです。一方、「親友だから許してくれる」なんていう都合のいい考えもあるようです。でも世の中そんなに甘くありません。友情にヒビが入らないよう注意して下さい。

Cを選んだ人・・・「悪人」を選んだあなた。あなたは基本的には、誰も信用していません。信じられるのは自分だけ。人を見たら泥棒と思えのタイプ。あなたが唯一人を信頼するのは、「共通の秘密を持つ」とき。お互いに弱みを握りあわなければ安心できないひねくれ屋さん。もっと素直になりましょう。

(Answer-2)灯が消えた理由・・・

ここでわかるのは、あなた自身が信用を失う原因となるもの。人生では、何かの拍子に信用を失ってしまうことがあります。でもよくかんがえると、その原因はあなたの中にあるのかもしれません。

Aを選んだ人・・・「オイルが切れた」を選んだあなたは、「自信不足」。オイルは活力の象徴。オイルが切れるということは、すなわち生命力エネルギーの不足を表します。何にしても自信が持てず、知らない間にそれが相手に伝わっていませんか? 時にはハッタリをかますくらいの、押しの強さも必要です。

Bを選んだ人・・・「風で消えてしまう」を選んだあなたは、説明不足。風は時としてあなたの声をかき消します。「このくらいはわかってくれるだろう」と思っても、それはあなたの独りよがり。その勘違いが原因で誤解を招き信頼を失うことにも・・。

Cを選んだ人・・・「誰かが消した」を選んだあなたは、信頼不足。あなたが相手を疑ってかかるので、相手もあなたを信頼してくれません。信用を得るにはまず、こちらから信頼してみましょう。

(Answer-3)待ち合わせた人がいない理由・・・

これは、「あなたが他人を裏切るきっかけ」。他人への疑いは、実は自分自身への疑いを表しています。思い当たる節はありませんか?「何か事情ができた」「はじめから来る気が無かった」「すっかり忘れてた」「めんどうくさくなった」・・・。

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『不思議な古道具屋』

気難しそうな店主のいる古道具屋さん。少し中を覗いてみましょう。

(Question-1)置いているものが少し変わっています。気に入ったのはどれですか?

A・・・針のない置時計

B・・・底のない壺

C・・・鳴らないベル

(Question-2)「魔法の手鏡」を覗くと、どんなふうに映っていますか?

A・・・あなたの顔が大きくはみ出して映る

B・・・シルエットしか見えない

C・・・上下逆さまに映る

(Question-3)あなたのすぐ側で置物が落ちて割れました。店主の反応はどれでしょう?

A・・・「かまわないよ」

B・・・「弁償しておくれ」

C・・・無言で片す

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~Answer~

古い道具は「変えられない概念」を象徴します。この店に並んでいるのは、その中でもさらに風変わりな物。人の理解が得られない状態からは、時に「誤解」が生まれます。

(Answer-1)変わった置物・・・

あなたの心を掴んだ、本来の機能を果たさない置物。そこから想起されるのは「あなたが周囲に誤解を生む原因」です。身に覚えはありませんか?

Aを選んだ人・・・「針のない置時計」を選んだあなた。あなたの誤解の発端は「時間にルーズ」なこと。自分の都合を第一にするので、いつも人を振り回すことに。予定に縛られるのが嫌いなあなたは、「連絡さえすれば遅れても構わない」と考えているふしがありますね?そのうち、だれもあなたを誘わなくなります。

Bを選んだ人・・・「底のない壺」を選んだあなた。底なしの壺が象徴するのは、「財産の流出」。あなたの誤解は「お金に無頓着」なところから起こります。あなたは大らかな性格で、悪く言うなら「大雑把」。借りたお金も、貸したお金も、細かいところまでは覚えていません。金銭問題は友人関係にヒビを入れます。気を付けて。

Cを選んだ人・・・「鳴らないベル」を選んだあなた。あなたの誤解は、「説明不足」からくるものです。「黙っていてもわかってくれる」というのは、思う側の「エゴ」でしかありません。他人を自分と同じと思うこと自体が間違いです。説明し過ぎなくらいが、ちょうどいいかもしれません。

(Answer-2)魔法の手鏡・・・

魔法の手鏡にに映るのは、「あなたの虚像」。ここで明らかにされるのは、「あなたが抱いている自己イメージ」と「他人が考えているあなたへの評価」のギャップです。

Aを選んだ人・・・「顔が大きくはみ出して」を選んだあなた。あなたは自己肯定力の強い人間です。あなたの中には確固とした自信があり、他者の意見など参考程度にしか思っていません。それは時として態度に現われるため反感を買うことも。自信は美徳とばかりに「大物」を気取りますが、他人からは「横柄な人間」にしか映っていません。

Bを選んだ人・・・「シルエットしか見えない」を選んだあなた。あなたは、努力や苦労を他人に見せることが嫌いですね?「出来る人間は大変なことでもサラっとこなす」、それが美学になっているのかもしれません。残念なことに、他人はあなたの美学に気が付きません。「存在感自体が薄い人」と認識されているだけです。

Cを選んだ人・・・「上下逆さま」を選んだあなた。あなたは既成概念にとらわれるのが好きではありません。人と同じということが、自分の価値を下げてしまうと感じているようです。あなたの中では、自分は「特別な存在」でなければなりません。でも、他人から見ると、ただの「あまのじゃく」だったりします。

(Answer-3)店主の反応・・・

店主はあなたを疑っているようです。店主の態度で見えてくるのは、「あなたが誰かに疑いを持った時の行動」です。裏切り、横恋慕、浮気、それとも?

Aを選んだ人・・・「かまわないよ」を選んだあなた。「口ではそう言っておきながら、裏では証拠を探す」のがあなたです。その執着心はそうとうなもので、昔の疑惑もいつまでも覚えているほど。そして、あらたな情報を入手しては検証します。

Bを選んだ人・・・「弁償しておくれ」を選んだあなた。あなたは「まずは疑うところから」はじめます。「相手の反省を促し、自白に追い込む」というのが、あなたの作戦です。疑惑が晴れれば、何事もなかったように関係は修復されます。

Cを選んだ人・・・「無言で片す」を選んだあなた。あなたは、一度疑った相手には、一切隙を見せません。「いつか尻尾を出すはず」と、ずっと相手を観察し続けます。「決定的な証拠が出るまでは無言を貫く」のが、あなたのやり方です。

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『ホテル・フルムーン』

今夜は満月。部屋の窓から妖精たちの踊りが見られるかもしれません。

(Question-1)あなたは妖精たちをどのように見ますか?

A・・・カーテンの隙間から覗く

B・・・灯りを消して窓を全開にする

C・・・窓越しにチラチラ見る

(Question-2)妖精の一人があなたに気が付いたようです。次の瞬間...

A・・・踊りの輪に誘ってきた

B・・・妖精たちがパっと消えた

C・・・あなたも妖精になっていた

(Question-3)輪の真ん中の火が消えそうです。なぜですか?

A・・・風が強いから

B・・・薪が燃え尽きそうだから

C・・・誰かが砂をかけたから

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~Answer~

満月は人の心を惑わせます。ここでは、あなたが足を踏み入れてしまうイケナイ恋、「不倫」にスポットを当てます。

(Answer-1)妖精の見かた・・・

満月の晩に踊る妖精は「あなた自身の姿」。秘密の恋とはいえ、あなたは他人の目を意識して行動しているはず。本当はどのように見られたいのでしょう?「あなたの内なる欲望」が透けて見えます。

Aを選んだ人・・・「カーテンの隙間から」を選んだあなた。あなたの恋は、他人の目があればあるほどに燃え上がり、あなた自身も美しくなります。逆に、他人の興味を感じなければ不倫などしません。どうやら「覗かれたい願望」を満たすために、危ない綱渡りをしているようです。覗いているのは夫や恋人かもしれません。

Bを選んだ人・・・「灯りを消して窓を全開」を選んだあなた。開け放たれた窓からは、ふたりの漏らす甘い吐息が夜空に放たれます。あなたが望んでいるのは「オープンシークレット」な自由恋愛。互いのパートナー以外は、みんな味方です。また、不倫相手にわざと本当の恋人との話を聞かせたり、写真を見せたりもしそうです。自信のあるあなたは、やりたい放題です。

Cを選んだ人・・・「窓越しにチラチラ」を選んだあなた。あなたには、「軽蔑されたい」というマゾヒスティックな願望があるようです。あなたはどちらかと言えば清廉潔白なイメージで暮らしています。おそらく、そんな自分に飽きてしまったのでしょう。「自分を汚す」ことで非日常を味わい、興奮したいのかもしれません。

(Answer-2)妖精に気づかれて・・

不倫は時として熱を帯び、「本気」の恋に発展することも。ここでは、「相手が先に本気になってしまった時」のあなたの対応を検証してみます。

Aを選んだ人・・・「踊りの輪に誘ってきた」を選んだあなた。あなたは不倫相手に「このままの関係」を望みます。あなたは本来のパートナーと別れる気などありません。もちろん不倫も終わらせる気はありません。妖精たちの踊りは永遠に続きます。

Bを選んだ人・・・「妖精がパっと消えた」を選んだあなた。あなたは、不倫は不倫として楽しんでいるので、思いを強くされると逆に「負担」に感じてしまいます。相手が本気になり、独占欲を出してきた瞬間、潮が引くように興味を失い、「愛情が消えて」しまいます。

Cを選んだ人・・・「あなたも妖精になっていた」を選んだあなた。あなたは不倫相手の思いに呼応するように、「イケナイ愛にのめり込んで」行きます。家庭や恋人を失うかもしれません。一度しかない人生だから後悔したくない...。その気持ちが、リスキーな覚悟を後押しします。

(Answer-3)火が消えそうな理由・・・

炎が消えるのは「愛の終焉」を意味します。あれほど燃え盛っていた火が消えそうです。ここでは「あなたの不倫が終わるきっかけ」を考えてみましょう。

Aを選んだ人・・・「風が強いから」を選んだあなた。風が象徴するのは「世間の噂」。あなたの不倫は誰もが知るところに。もちろん、あなたのパートナーにもその噂は届くことでしょう。不倫相手がリークしているのかもしれません。これ以上関係を続けるのは「得策だと考えない」あなたは、身を引くことになります。

Bを選んだ人・・・「薪が燃え尽きそう」を選んだあなた。あなたは「不倫相手との恋愛に飽きて」しまいます。夫と違って、我慢をしてまで関係を続ける必要性がありません。「新鮮味のなくなった不倫」は、倦怠期の夫婦以上に退屈なもの。不倫の賞味期限が過ぎたのでしょう。

Cを選んだ人・・・「誰かが砂をかけた」を選んだあなた。あなたと不倫相手の関係に、第三の力が及びます。それは「不倫相手の気持ちが、他の女性に移ってしまう」こと。あるいは、あなたに「新しい不倫相手」が出来るということです。愛の炎を意識的に消しているのは、あなたか不倫相手のどちらかです。

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~引用書籍~

★『不思議な不思議な「心理テスト」』いとうやまね著(三笠書房・王様文庫)

◆いとうやまね

ライターユニット(いとうみほ+山根誠司)。著書には、『運命の心理テスト』(宝島sugoi文庫)、『不思議な不思議な「心理テスト」』『あっ!不思議な旅の心理テスト』『心の奥の奥がわかる不思議な「心理テスト」』(三笠書房・王様文庫)、『知らなかった自分に出会える「魔法」の心理テスト』 (だいわ文庫)などがある。また、サッカー書籍も多数執筆。サッカー専門誌、フィギュアスケート専門誌のコラムニストとして、またサッカー専門TV 番組、海外サッカー実況中継のリサーチャーとしても活動。

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