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伝統ニュースメディアの信頼、米国でも凋落

米ギャラップ(Gallup)が毎年実施しているマスメディア信頼調査が公表された。新聞、テレビ、ラジオなどの伝統メディアを十分に信頼している国民の割合は40%に落ち込み、米国でも長期低落傾向が止まりそうもない。

米ギャラップ(Gallup)が毎年実施しているマスメディア信頼調査が公表された。新聞、テレビ、ラジオなどの伝統メディアを十分に信頼している国民の割合は40%に落ち込み、米国でも長期低落傾向が止まりそうもない。

ブッシュ前大統領が再選した2004年に、同じギャラップ調査でマスメディア信頼度が前年の54%から44%に暴落した。その後リバウンドで信頼度が持ち直したように見えたが、再び長期低落が続いている。さらにソーシャルメディアの台頭により、マスメディアの信頼度がさら落ち込む可能性は高そう。

次は、民主党支持派、共和党支持派、独立派のそれぞれが、マスメディアをどの程度信頼しているかの結果である。米国のマスメディアは一般にリベラル色が強いだけに、民主党支持者はマスメディアをかなり信頼してきた。逆に共和党支持者の多くのマスメディアを嫌い、特定の保守的なFOXニュースなどに頼ることになっていた。ここで注目すべきことは、民主党支持派からも共和党支持派からも、マスメディア信頼度をこの1年間で6%も失ていることだ。これもソーシャルメディアの影響を受けたせいか。ソーシャルメディア内で同じ支持政党派仲間で話し合っているほうが居心地が良いのだろう。

次のグラフは、マスメディアのバイアスについての認識調査の結果である。リベラル過ぎると答えた人が44%に対して、保守過ぎる答えた人は19%であった。これでも、マスメディアがリベラル過ぎると見ている人の割合が減り、保守過ぎる見ている人の割合が急増している。マスメディアも世界的な保守化傾向に乗っているのかも。

今年の調査は、2014年9月4日から7日まで、ランダムに選んだ18歳以上の大人1018人を対象に、電話インタビューを全米50州で実施した。

◇参考

(2014年9月18日「メディア・パブ」より転載)