3月14日午前2時6分頃、愛媛県西予市で震度5強、広島県呉市や大分県臼杵市で震度5弱を記録するなど、近畿など九州までの広い範囲で地震があった。気象庁によれば、震源地は伊予灘で震源の深さは78キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.2と推定される。この地震による津波の心配はないという。今後1週間ほどは、最大震度4程度の余震が発生する可能性があり、同庁は崖崩れなどに注意するように呼びかけている。
朝日新聞デジタルによれば、四国電力の愛媛県伊方町の伊方原発、中国電力の松江市の島根原発ともに異常はないという。
四国電力によると、震源の伊予灘近くの四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)に異常の情報はないという。また、中国電力によると、中国電力島根原発(松江市)は1、2号機、ほぼ完成している3号機ともに異状はないという。
(朝日新聞デジタル「伊方・島根原発とも異常なし 震度5強の地震」より 2014/03/14 03:34)
14日午前10時32分の時点で、6県で計18人がけがをしたとしてスポニチは以下のように報じている。
岡山、広島、山口、愛媛、高知、大分の6県で計18人がけがをした。(中略)
岡山市で70代の女性ら3人がけが。岡山県玉野市では母親が避難中に生後1カ月の女児を落とし搬送された。軽傷とみられる。
広島県は広島市で4人など計8人がけが。(中略)山口県防府市では70代の男女がけが。松山市ではエレベーターに閉じ込められた男性が過呼吸となり、高知県四万十市の50代の女性も軽傷を負った。大分県は男性2人が負傷した。
(スポニチ「愛媛で震度5強 中四国、九州で18人けが」より 2014/03/14 10:32)
気象庁は、今回の地震について「南海トラフ地震と直接結びつくとは考えていない」と説明したという。朝日新聞デジタルが報じた。
今回の地震は、ユーラシアプレートの下に沈み込むフィリピン海プレートの内部で岩板が割れたことで発生した。両プレートの境界付近で起きると想定される南海トラフ地震とはメカニズムが違い、駿河湾から九州東方沖へ伸びる同地震の想定震源域からも外れている。震源の深さも異なり、「今回は単発的なもので、南海トラフ地震と直接結びつくとは考えていない」(地震津波監視課)という。
(朝日新聞デジタル「気象庁「1週間は余震に注意を」 愛媛で震度5強」より 2014/03/14 06:26)
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