東京都議会で、みんなの党会派の塩村文夏(あやか)東京都議(35)に対し「早く結婚した方がいい」とヤジを浴びせた自民党の鈴木章浩都議の謝罪会見から一夜明けた6月24日、自民党総裁の安倍晋三首相は、みんなの党の浅尾慶一郎代表に陳謝した。また、閣僚からは批判の声が相次いだ。朝日新聞デジタルなどが報じた。
自民党総裁の安倍晋三首相は24日午前、みんなの党の浅尾慶一郎代表に「都議会の件は申し訳ない」と陳謝した。国会閉会後の各会派へのあいさつ回りの際に述べた。浅尾代表は「少子化対策の政策を出しているので、進めてほしい」などと応じたという。
(朝日新聞デジタル「安倍首相、自民都議のセクハラヤジで謝罪 みんな代表に」より 2014/06/24 12:56)
この問題については、自民党都連会長である石原伸晃環境相が「女性の尊厳を誹謗中傷するようなことはあってはならない」と強調したほか、稲田朋美行政改革担当相は「女性を傷つけるような発言は不適切だ。(発言者は)責任を果たすべきだ」と述べるなど、閣僚から批判が相次いだ。
公明党の太田昭宏国土交通相は「本当は早い決断が大事だった」と事実関係を認めて謝罪するのが遅かったとの認識を示し、岸田文雄外相も「極めて遺憾なことだ」と語った。
(時事ドットコム「各閣僚、鈴木都議を批判=進退には深入りせず-セクハラやじ」より 2014/06/24 11:46)
下村博文文部科学相は、鈴木氏がやじを認めたことに関し「潔く早く申し出なかったのは残念だ」と述べ対応の遅さを批判した。下村氏は自民党東京都連の会長代行を務めている。
(MSN産経ニュース『セクハラやじ問題、「許されない」「解明へ調査を」 閣僚、相次ぎ批判』より 2014/06/24 11:51)
森雅子少子化担当相は、「安倍内閣は女性の活躍する社会を作ろうと一丸になって取り組んでいるので、大変残念なこと」と述べた上で、次のように話したという。
その上で都議会の対応などについて、「都議会の運営について私から申し上げることはできないが、こうしたことが起きたら真実の解明が大事。再発防止を徹底的に図っていただきたい。議員の出処進退についてはご自身で判断されること。私から申し上げることはない」と話した。
(毎日新聞『都議会ヤジ:「真実の解明が大事」森少子化担当相』より 2014/06/24 11:53)
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