パレスチナ自治区ガザの戦闘をめぐり、エジプト政府は7月14日、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスに対して、イスラエル時間15日午前9時(日本時間同午後3時)からの戦闘停止と、その後の本格的な停戦交渉を呼びかける仲介案を提示した。しかし双方の対立は根深く、早期の情勢打開につながるかは不透明だ。時事ドットコムなどが報じた。
イスラエルのメディアが伝えた。これを受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は15日朝に治安閣議を開き、エジプト提案への対応を協議する。首相は他の閣僚に承認を求めるとみられる。一方、AFP通信によると、ハマスの報道官は「合意達成なしでの停戦は拒否する」と述べた。
エジプト提案では、発効から12時間以内の停戦成立を呼び掛けている。さらに48時間以内に、イスラエルとハマス双方の代表者をカイロに呼び、最終合意に向けた交渉を行うという。
(時事ドットコム「エジプトが停戦案を提示=ガザの死者数、前回上回る」より 2014/07/15 09:28)
エジプトは、2012年にイスラエルがガザに大規模な空爆を行った際にも停戦の仲介役を果たした。
イスラエルは、8日にパレスチナ自治区ガザでの軍事作戦を開始。ガザではこれまでにハマスの武器庫など1500か所が攻撃を受け、市民を含む170人が死亡した。
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